笹川真生

不細工 – 笹川真生

けむりを見てた十一月
水着を着ればそこは夏

ひとがみな海へゆく日には
ただ空を見てる

笑い合い 泣き 奪い合う個体
怖いかい 古来からの慈愛

けむりを見てた
もうどれくらいかは
忘れてしまったけど

きみの好きなとこ 100個言いたい
灯りが消えても手を繋ぎたい
だめでも それでも 返事はもらいたい
相槌打ちたい

きれいはきたない じゃあわたしは
たまには消えたりもしてみたい
そろそろだめかも もう生まれたい
春 夏 秋 冬
どこでもいいから

触れたら忘れないの?
誰かにむしょうに会いたくなっても
大丈夫さ
「秘密にして?いなくなっちゃえば…」

月になったあなたの
ひかりのなか
少し泣きたくなったら
眠ろうかな
眠ろうかな
いや…

不細工な身体を切り裂いて食べる。
不細工な身体をレンチンして棄てる。

不細工な身体を切り離して食べる。
不細工な身体を切り離したいのだ。

少しくらい寝過ぎちゃったってもいいかな
もう泣きたくはないから
触れないでよ
触れないでよ

不細工な身体を切り裂いて食べる。
不細工な心を切り離したいのだ!

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