笹川真生

うろんなひと – 笹川真生

どうやったって1人きり
すれ違いが人生か

漂白しすぎた心臓が
からり、と鳴った

興味ないのが分かるよ
わたし、だって霊能者
ほれぼれするほど無責任な夜空に散った

常識っぽく生きるのも
馬鹿らしく思えちゃって

(今日くらいはどんな不正解も
許して欲しいよ)

病気だったら好きなの?
とろけそうな再発見
ありもないことしか脳にない
形なんてない

素晴らしい
賢しい
恋しないし
寂しいね、って

喧しい
痛ましい

ふさわしい声がまだ見つからない

言えないことしたい
いけないことしたい
ほんとは全部好きみたい

古ぼけたわたしでも生きている
死んではいない

きっとあいつのテレパシー
壊れてるんだろうな

あるいはわたしの方かもな
人混み怖いし

興味ないのも分かるし
誰がほんとのことを、
忙しない空の不整脈を子供に言うの

(不思議で不思議で)
(不思議で不思議でたまらなかった)
(つまらないつまらない)
(つまらないつまらない)
(ことばかりでさ)

お気に召さないまま蘇る
他人にバレないように

春を吸って夏に溶けて
秋冬の風と共に消える
そんな人になれたら良い

「いつも夢を見てる。
こころと言う名の激情に、
誰ひとり踏み込ませないように」

そしてひとしきり終われば
次は泣けるか

「言えないことしたい」
「いけないことしたい?」
「本当は全部好きみたい!」

浅はかな奇跡でも、いいよね…

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