Arika

煙草 – Arika

乾ら日照り(からひでり)晴れた日に そこへひとすじ燻(くゆ)らせよう
あなたの煙を
とつとつ灰散らし 跳ねる指先 わたしを育てた指先

雲の峰(くものみね)から逃げて遊んだ
終わらないと思ってた モラトリアムの熱い胸の中

誰も 彼も 生きているぜんぶ
そこにない でも確かにある
燃やすなら この移し火で
まだ飲み込めない 苦い煙

くろすぐり 破(わ)れた日に そこでひとすじ見ていたよ
あなたの煙を
ぱちぱち弾けてた 白い かけら

逃げられない 追い越していったから
終わらないと思ってた モラトリアムの暑い空の日に

骨も 髪も 生きているぜんぶ
そこにない でも確かにある
燃やすなら この移し火で
まだ飲み込めない 苦い煙

くしゃくしゃの12mgの形見

誰も 彼も 生きているぜんぶ
そこにない どこにも居やしない
燃えるのは この煙草の火
やっと飲み込める 苦い煙

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蝙蝠 – Arika

また振り出しに戻る生き様畳まれた翅 乾いた口逝きづらいのと 強請り強がり持て余してる 部屋の隅で「さぁ また 夜 どうする?」 おいでよ落ち着くんでしょう黒黒 

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齧る肌 これは愛しさか羨望か どうでもハッタリだけで暮らせるなら 生温い海で遊んでいよう暇潰しに産まれただけで背負わされる碇が多すぎね期待外れ しわがれ果実 吐

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苦い夢から覚めて 窓を開けて夜を逃がす昇る陽が叩く身体を シーツになする誰も届かない部屋で 誰かに届くよううたう今際の顔で笑えばあなたを救える?から から 混ざ

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おどけて見せた 悟られないように取り込んだものはどこにあるのかでも詰めているね 肉の香(か)認められる為の誕生 確かにそこにある 授かったはずで爪に溜まる それ

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光に誘われて連なる人波はすべてありきたりに染まる(一様に流れる時の舟筏は巡り巡って回り回る)漂い身を任せれば世は事も無しか(望んだ)誰も羨まない孤独な波路へ(想

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ひたひた 近付いてた柔らかな予感今日まで歩けていたの?世界は消えないただわたしを消すだけ貴方はそこで止まってて途切れた息の先に何もないことまどろみながら 永遠を

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寝息をたて 静かに増殖した 目眩の種大切に 綴じる 暗がりの中でさえいつだって 生きること救うのは 麻酔の効いてた 柔い夢で追い詰められても 白紙に戻るから ま

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ナイトレイド 異形の公僕正義で愚直な傷を洗う退路に 墜ちる虹彩瘴気でクラック飲み込まれて混ざってく 視界よぎった何度だって救い出せる澄んだ冥土は鮮やかな赤何度だ

倶利伽羅 – Arika

物覚えが悪いから 痛みとともに色をのせた刺し付きどんなに辛いことも どんなに忘れたいことももう消えない場所で花開いているただ心のまま ただ腫れが引いた喉元過ぎれ

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洒落者気取り 遊んで掃いて捨てる依頼 踏んだ地雷泣いていた 道理脳裏全部 手放しでいいって酔いどれ 鴉が けしかける右に そぞろ ならえ後ろ 踊り 恐れされるが

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独り凌ぐ君 胸を打つ欠片 融かした熱ひとたび溢れて 傾いた綺羅の秤(きらのはかり)に 笑う言葉も魔法すらうつろいでは 愛し顔も霞(かすみ)失せそれでもこの世界 

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