Arika

アンリアル – Arika

ナイトレイド 異形の公僕
正義で愚直な傷を洗う
退路に 墜ちる虹彩
瘴気でクラック飲み込まれて

混ざってく 視界よぎった

何度だって救い出せる
澄んだ冥土は鮮やかな赤
何度だって痛み覚えて

コール・タール 沈む城塞
因果律こんな等級で
最後の望みいくばくか
10:0 火撃 贖い 晴らす夜に

進化の功罪 浸すトリソミー
アンダーグラウンド
幼くていい 賭ける 僕の刃で

何度だって救われたから
胡乱な浄土は愚かしく赤
何度だって届かせるから

重なり合う徒花ふたつ
いつの日か抜け出す鈍色の街を 朝日へ

何度だって救い出せる
何度だって救われたから
何度だって 痛み覚えて

救えないから

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蝙蝠 – Arika

また振り出しに戻る生き様畳まれた翅 乾いた口逝きづらいのと 強請り強がり持て余してる 部屋の隅で「さぁ また 夜 どうする?」 おいでよ落ち着くんでしょう黒黒 

hypno blue – Arika

齧る肌 これは愛しさか羨望か どうでもハッタリだけで暮らせるなら 生温い海で遊んでいよう暇潰しに産まれただけで背負わされる碇が多すぎね期待外れ しわがれ果実 吐

煙草 – Arika

乾ら日照り(からひでり)晴れた日に そこへひとすじ燻(くゆ)らせようあなたの煙をとつとつ灰散らし 跳ねる指先 わたしを育てた指先雲の峰(くものみね)から逃げて遊

暁光 – Arika

苦い夢から覚めて 窓を開けて夜を逃がす昇る陽が叩く身体を シーツになする誰も届かない部屋で 誰かに届くよううたう今際の顔で笑えばあなたを救える?から から 混ざ

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幾星霜を編む雲雀 閉じ込めたその匣の中産まれまた消えゆくこと 許されない祝福を集いまたはぐれて ただなすがまま人は流る運命(さだめ)と廻った環(めぐったわ)の中

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