おどけて見せた 悟られないように
取り込んだものはどこにあるのか
でも詰めているね 肉の香(か)
認められる為の誕生 確かにそこにある 授かったはずで
爪に溜まる それでも 洗えば流せば どうということは
齧(かじ)り舐(ねぶ)り貪(むさぼ)り
繰り返す アルカロイドもごたまぜで
朝顔に吐き出せば ほら元通り
袋ならあるから ねぇ
隙間さえ 余すことなく腸詰(ちょうづめ)に
まだ壊れない また治すから 腹からを
おどけて見せた 悟られないように
産み落とした人はどこにいるのか
見つけた時には 食卓に着こう
削(けず)り 縛(しば)り 罵(ののし)り
口開けて 酸いも甘いも覚えてる?
大皿におかわりを ままで受け入れて
口をついた言葉は
銀を喰(は)む これは毒だね変わらない
まだ壊れない また治すから 何度でも
齧(かじ)り舐(ねぶ)り貪(むさぼ)り
繰り返す アルカロイドもごたまぜで
朝顔に吐き出せば ほら元通り
飼い慣らせば良かった
欲も悪罵(あくば)も睨みさえ 噛み砕いて
もう壊れない もう治らないから
何もかも 食べてしまおう
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