手を翳して進む
擦るような足音
いつから此処に迷い暗闇を行くのか
朧げな記憶を抱え行き場のない心は 闇に恋われる
忍び寄った悪魔が問う
「往く対価に 捧げたのは?」
置き去りの双月
偽りの楽園で何を引き換えたのか
灯された篝が揺らめく
意識は まだ手の中に
擦り寄る影が焔に踊る
赤く熟れた傷口
痛みは夢宵に割いた胸に埋めた声
溢れないよう塞いだ
明滅する記憶は悪夢か現実なのか
影と踊る悪魔が問う
「救いを乞い 捧げたのは?」
囚われの冥月
錆びついた鍵と何を引き換えたのか
歪みゆく調べは綻ぶ
罪の意識 が呼応して
誰かの幻が近くで囁く
「あなたのため」「君のために」
譲れないままの結末は
残酷な物語で解ける記憶のかけら
闇に潜む悪魔が問う
「救いのため 捧げたのは?」
置き去りの双月
錆びついた鍵と何を引き換えたのか
閉ざされた回廊から騙すように君を見送る
囚われることを決めたのは僕自身
扉の鍵は捧げられた
凍える 一人きりの闇
嘯いた悪魔だけを共に
この手にあるのは
錆びつく希望だけ
ゆらゆら火は揺らめく
終わらぬ悪夢を 僕は
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