Sir Vanity

桜、猫、電車 – Sir Vanity

トンネルを抜けたその先は
雪国なんかじゃなくってさ
無機質な白に囲まれて
それでも呼吸はまだ続いてる

落としたページを拾い集めても
元の物語にならないだろう
声をなくしても迷子にならないように
手を繋いで

あぁ
僕が失くしてもどうか覚えていてなんて
欲張りかな
掴んでもすり抜けていく時は思い出す
あの日の合言葉
「桜、猫、電車」
「桜、猫、電車」
って僕は呟く

何でもない日の昼下がり
あくびのキャッチボールをしながら
まどろみの中でもう一度
時計の針を進ませよう

大切なものをひとつ
ひとつずつしまっていた箱を置き去りにして
散っている事に気づかないままでいた
揺られていく
零れていく景色の中で

あぁ
もう思い出せない愛おしき日々よ
過ぎ去り消えていく

最後にまた言えるかな
懐かしいメロディ
いつかの合言葉
「桜、猫、電車」
「桜、猫、電車」
って僕は誤魔化す
「桜、猫、電車」
「桜、猫、電車」
って僕は偽る

愛を知らない人がいるよ
困った顔して笑ってさ
僕を知らない人がいるよ
長いトンネルの途中で

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