降下した居場所 朝日を迎える
なんだか後悔して光を遮る
明日のことは分からないけど
せめて家で笑えたらな
高架下 ほら、鋭い風が吹いて
懐いた猫は居なくなったよ
ガードレールに腰掛けて見てた
みんな自分のことばっかだな
人の心は温かいもんでさ
繋がり 集まり 情に溢れる
あなたはどうだい?
救われたなら 今
手を差し伸べて、さあ
ジャリ銭数枚の現実逃避行
無造作にポケットから夢を掴んで
ガードレールから身を乗り出して
自分のことが嫌になっていく
人の心は面倒なもんでさ
争い 間違い 酌み交わす
予定調和のコンピュータに
肌色を差し伸べて、さあ
沢山のゴミが積み上がり
行き交う人と同じ数になったよ
沢山のネジが外されて
行き交う人は足早に去ったよ
それでも心を信じていたかった
繋がり 集まり 情に溢れると
宛名の無い命が呪いをかけて
あなたが諦めた明日は僕にくれよ
生きて命を全うし
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暮れぐれも – それでも尚、未来に媚びる 彼岸に刺す い草の匂い 思いの丈をしたためた歌答えを探して迷いながら 細胞、幻想として誰そ彼にそっと砂利道鳴く 街灯がポツリと寂しい顔「お前もか」なんて零したな
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浅き夢見じ – それでも尚、未来に媚びる こんなに小さな願いも届かず見えない未来が僕を嘲う鈍色の街で輝けない 古臭いネオンの光にさえあの日、あの時、あの場所でだとか立ち上る煙に巻かれて 消えていきたいな
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摂氏4℃ – それでも尚、未来に媚びる またねって消えていく回想に更け込んで終わりの駅改札を抜けた方角は闇討ちと過ごした懐かしい街並みへあなたの胸に初めて触れて全てが終わりの始まりでした呼吸が、心臓が
グッドバイ – それでも尚、未来に媚びる そう、本当に勝手でさ「大丈夫」いつもの合言葉缶コーヒーと煙草の火白い息と煙 断つあー、いない いない温もりも 声も癖も終いには忘れていく埃にまみれてさ耿々と消せ
也子 – それでも尚、未来に媚びる ハロー なあ、未来は今明るいか?摩耗した神経 研ぎ澄ます声ハロー 今日も僕は僕を晒すごめんな それでも歌い続けるよ夜の灯火 帷の果てアナログテレビの砂嵐遠くへ駆
軋み – それでも尚、未来に媚びる 雨は遣らず空は僕を置いて泣いた前髪が濡れていく優しい嘘だった奈落で待っている何度も寂しくなって午前四時、沈み ふらりと歩く何度も仰いだ空は散る煙雲に天照らす月邂