RAM WIRE

暗号~光が意味するもの~ – RAM WIRE

『つまらない』と言う君は
何で満たされるかな?
単調な彩りの絵に挿し色は何色がいい?
もっと変速的な方がいい?
上がり下がりがあった方がいい?
足りないものは何?

水鏡 映し出す昼さがりこんなにも静かな日
わずかな心の揺らぎが
大きな波紋を作り出す
見てごらんよ
聞いてごらんよ
すべてをかたち創るものの声

葉の上滑る雫に
錆びた階段の日溜まり
台詞めいた君の言葉さえ
僕には愛しいのに

眩しさに目を凝らし
大切なものを束ねてゆこう
祈りにも似た思いで
今を絶え間なく紡いでゆけるよう

今日を update するもワンフレーズ
付け加える言葉もなくて
どっかで『何かがないかな』
期待するも不毛なスパイラル
ただぬるま湯に浸かる
溶けたものが見えなくなる
自分問いかけるきっかけ
見つからずに月は満ち欠け
目を覆いたくなる酷いニュース
病気や事故そして死
そんな出来事も他人事のように時は刻み
一秒後の
自分を疑いもせずに
未来を疑いもせずに
ハイド and シーク
探しものは目蓋の裏側に

雨で黒光りする道路
笑い声が響くこの部屋
あてにならない約束さえ
僕には愛しいのに

ちりばめられた暗号を
ひとつずつ読み解いてゆこう
闇があるからこそ
光が意味するものを忘れぬよう

膨れた記憶に押されて
忘れてしまうものがあって
永遠はないから
確かめるように今を生きるよ

眩しさに目を凝らし
大切なものを束ねてゆこう
祈りにも似た思いで
今を絶え間なく紡いでゆけるよう

ちりばめられた暗号を
ひとつずつ読み解いてゆこう
闇があるからこそ
光が意味するものを忘れぬように

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