つけっぱなしのテレビは
さっきから誰かを責めたてて悦にひたる
蔑んだ目で眺めてた 「私みたいだ」とイラつきながら
やりたい事とか夢とかは 描くとこから始まるはずなのに
いつからキャンパスを眺めるだけで
自分を満足させられるようになった?
膝を抱えて 蒼を見上げて
誰かが迎えに来てくれるのを 待っていた
今日も明日も 何も起こるはずがなくて
停滞した未来を想い 途方に暮れた
風待ちの日々
ブラインド越しに見下ろす街は 縞模様で味気ないねずみ色
誰かが書き殴った壁の落書きだけが 静かに叫んでる
いつだって「ことば」の後ろ側 知りたい
必死で目を凝らしてた
築いた小さな城から出て行けない理由は
いつだって世界のほうにあるんだと
膝を抱えて 蒼を見上げて
サビついてゆく身休 持て余してる
今日も明日も 何も起こるはずがないと
描いた地図さえ破り 途方に暮れた
風待ちの日々
目の前を吹き抜けて行く風を いつも呪っていたけど
耳を澄ましたら 彼らの歌が聞こえてきたんだ
“ほら 歩けるよ こっちへおいでよ”
来る日も来る日も 待ち焦がれてた風は
歩いた後から そう 付いてきた
遠いソラ宇宙まで 届くような声で今 戸を枯らして歌おう
振り返らないでいいよ
風待ちの日々
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