一瞬だったか
分からない程
変わり果ててた
嫌な世界だと
悪態ついては
涙流してる
いつか 一人で
何となく定めた期限に
成りたいようになってるって
至って平凡な
自信を胸に
僕に語ってた
世界は
透明で
透き通って
何にも成れそうで
世界は
純粋で容易く染まってしまう
そんなものだったんだ
どんな風に染まっていったか
過程は一つも辿れやしないと言う
何だこの色
嫌だよ
止めてよ
擦ればどんどん
滲んで広がってくんだ
一瞬息を止め
このままでいいや
何て思うけど
世界は
透明で
透き通って
何にも成れそうで
世界は
純粋で容易く染まってしまう
そんなものだったんだ
一体どれ程の瞳の中で
生きてく居場所が
あるというのだろう
瞼を閉じて
真っ暗にして
誰が映ってる
誰が…
世界は
一体どれ程の
誰かの
瞳の中で
呼吸して
生きてく居場所が
どれ程
あるというの?
世界は変わらないけど
変わらないけど…
僕はまだ変われる
涙が染まった色を
もう一度洗い流して
透明に
またやり直しだ
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