あんべ光俊
風は知っている – あんべ光俊
発車のベルが鳴り響いてる
心の中のプラットホームで
疑問符だけの日々に
流され始めてる
何かのついでに
生きていく前に
旅の風に吹かれてみたい
青い空に雲が流れる
心の糸よ 切れてしまえ
「やさしい」っていうのは
どういうことだろう
「愛している」って云えることかい
恋人よ 今はもう
さよならはいらない
ただ君ともう一度だけ
旅の風に吹かれてみたい
夕陽紅く 心染めてく
ほんの少し泣きたくなる
もう答えは本当は胸に出来ているのさ
風は知ってる
発車のベルが鳴り響いてる
心の中のプラットホームで
疑問符だけの日々に
流され始めてる
何かのついでに
生きていく前に
旅の風に吹かれてみたい
青い空に雲が流れる
心の糸よ 切れてしまえ
「やさしい」っていうのは
どういうことだろう
「愛している」って云えることかい
恋人よ 今はもう
さよならはいらない
ただ君ともう一度だけ
旅の風に吹かれてみたい
夕陽紅く 心染めてく
ほんの少し泣きたくなる
もう答えは本当は胸に出来ているのさ
風は知ってる
一人になりたいそんなしあわせな人達でこの古ぼけた映画館はいつもいつも満員さ過ぎてしまえば全て美しいなんてみんなみんなウソっぱちさ過去をひきずり歩いてるなくした夢
遥かな波路を一人漕ぎ出して来たけど月日は風に舞い涙はいつか枯れたああ眠れぬ夜には君の面影そっと胸に抱きよせてポロンとギターつまびけば波間に月は浮びそよ風は甘く香
探したけれど 失くしたらしい駅のラッシュアワー 人ごみにもまれて君が消えてしまってから初めて気づいたよ愛していたなんて君の頬を この掌でうつなんてあきらめもつく
行方知れずになりたいと思ったことあるだろう線路に架かる橋の下北国行きの汽車が行く人間なんて淋しいな死ぬまで旅だ行きずりの町で別れが始まる雪の空 見上げれば通り過
朝露に濡れて 手紙が届く名前も知らない心やさしい人〈あなたの唄はあなた一人のものじゃない唄はやめないで………〉生き方を決めるのにきっかけが必要なら一つの言葉で思
時刻表の地図を指でなぞってゆくと心のアルバムにしまってたなつかしい駅につく最後の夏だから思い出だけが欲しかった人を傷つけてもそれを思い出にした遠野の町に白い日記
いきなり家を飛び出てきたから 靴も履けずに君は裸足で泣いてる君の手を引いて プラットホームを駆けたんだわかっちゃいないんだ 惚れている 理屈じゃないさどこかの町