あんべ光俊
君を夢みて – あんべ光俊
遥かな波路を
一人漕ぎ出して来たけど
月日は風に舞い
涙はいつか枯れた
ああ眠れぬ夜には
君の面影
そっと胸に抱きよせて
ポロンとギターつまびけば
波間に月は浮び
そよ風は甘く香るよ
切なさに負けたら自分が消えてしまう
ああ窓打つ冷たい雨の夜に
かなしい夢をみた
泣きぬれて 「サヨナラ……」
君がささやいた
恋人よ
待っている月日は肩に重かろう
淋しさに負けないでお前をきっと……
遥かな波路を
一人漕ぎ出して来たけど
月日は風に舞い
涙はいつか枯れた
ああ眠れぬ夜には
君の面影
そっと胸に抱きよせて
ポロンとギターつまびけば
波間に月は浮び
そよ風は甘く香るよ
切なさに負けたら自分が消えてしまう
ああ窓打つ冷たい雨の夜に
かなしい夢をみた
泣きぬれて 「サヨナラ……」
君がささやいた
恋人よ
待っている月日は肩に重かろう
淋しさに負けないでお前をきっと……
一人になりたいそんなしあわせな人達でこの古ぼけた映画館はいつもいつも満員さ過ぎてしまえば全て美しいなんてみんなみんなウソっぱちさ過去をひきずり歩いてるなくした夢
探したけれど 失くしたらしい駅のラッシュアワー 人ごみにもまれて君が消えてしまってから初めて気づいたよ愛していたなんて君の頬を この掌でうつなんてあきらめもつく
行方知れずになりたいと思ったことあるだろう線路に架かる橋の下北国行きの汽車が行く人間なんて淋しいな死ぬまで旅だ行きずりの町で別れが始まる雪の空 見上げれば通り過
発車のベルが鳴り響いてる心の中のプラットホームで疑問符だけの日々に流され始めてる何かのついでに生きていく前に旅の風に吹かれてみたい青い空に雲が流れる心の糸よ 切
朝露に濡れて 手紙が届く名前も知らない心やさしい人〈あなたの唄はあなた一人のものじゃない唄はやめないで………〉生き方を決めるのにきっかけが必要なら一つの言葉で思
時刻表の地図を指でなぞってゆくと心のアルバムにしまってたなつかしい駅につく最後の夏だから思い出だけが欲しかった人を傷つけてもそれを思い出にした遠野の町に白い日記
いきなり家を飛び出てきたから 靴も履けずに君は裸足で泣いてる君の手を引いて プラットホームを駆けたんだわかっちゃいないんだ 惚れている 理屈じゃないさどこかの町