一人になりたい
そんなしあわせな人達で
この古ぼけた映画館は
いつもいつも満員さ
過ぎてしまえば
全て美しいなんて
みんなみんなウソっぱちさ
過去をひきずり歩いてる
なくした夢の 夢の重さと
かなえられたのぞみの のぞみの軽さ
汚れちまった女のかなしみは
汚してしまった男のかなしみは
「たまの休みつれそう友もなく
行くあてもない まだ田舎娘だった頃のことさ
泣きたいことでいっぱいになると
一人映画館 暗がりの中で
泣いたものさ」
例えば人生にシナリオあるなら
消してしまいたいことや
書き直したいことの一つ二つ
映画が始まる
終わりを待てない
そんな人達が席をたつ
あら筋だけを
いつもいつも駆け足で
あいつが笑った あの時笑った
若さを笑った それっきり会わない
映画を観てるそのつかのまだけが
主役になれる時間だなんて
だけど 帰り道 店のショウウインドウに
映った自分が悲しいだろう
例えば人生にラストショウあるなら
そいつがやって やってくるのはいつなんだろう
映画が終わった
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