あんべ光俊

  • 星の旅 – あんべ光俊

    いきなり家を飛び出てきたから 靴も履けずに君は裸足で泣いてる君の手を引いて プラットホームを駆けたんだわかっちゃいないんだ 惚れている 理屈じゃないさどこかの町に着いたなら 何より君の靴を買おうそれから少しお酒も 今夜の為に 北斗七星が窓から見える 満天の星 汽車は走る「ウソでもいいから ウンと云ってね私が星になったら あなたは泣くかしら」「バカだなあ星になったら 夜にしか君と会えないよ」どこかで…

  • 遠野物語 – あんべ光俊

    時刻表の地図を指でなぞってゆくと心のアルバムにしまってたなつかしい駅につく最後の夏だから思い出だけが欲しかった人を傷つけてもそれを思い出にした遠野の町に白い日記をボストンバッグにつめてきた僕に昔々のおとぎ話でページを埋めてくれた君明日は帰るという 月夜の晩の福泉寺好きだと口づけた すすきの野辺よ またいつか会えるかしらとそう云って君は泣いたきっと迎えにくるよとそう云って僕は黙った駅までの道を青い林…

  • 霧の晴れ間に – あんべ光俊

    朝露に濡れて 手紙が届く名前も知らない心やさしい人 〈あなたの唄はあなた一人のものじゃない唄はやめないで………〉 生き方を決めるのにきっかけが必要なら一つの言葉で思い切るも良いさ 僕の声はまだ小さいけれど僕の足どりはたよりないけれど坂道の向こうに青空がぬけるたどり着く日を今はただ思って ギターに白い弦(いと)を心には見果てぬ夢を 生きていくことがすれ違いならばつかの間でも良いさ微笑みあおう 人気の…

  • 風は知っている – あんべ光俊

    発車のベルが鳴り響いてる心の中のプラットホームで疑問符だけの日々に流され始めてる何かのついでに生きていく前に旅の風に吹かれてみたい青い空に雲が流れる心の糸よ 切れてしまえ 「やさしい」っていうのはどういうことだろう「愛している」って云えることかい恋人よ 今はもうさよならはいらないただ君ともう一度だけ旅の風に吹かれてみたい夕陽紅く 心染めてくほんの少し泣きたくなる もう答えは本当は胸に出来ているのさ…

  • 雪の日のひとりごと – あんべ光俊

    行方知れずになりたいと思ったことあるだろう線路に架かる橋の下北国行きの汽車が行く 人間なんて淋しいな死ぬまで旅だ行きずりの町で別れが始まる 雪の空 見上げれば通り過ぎて行った人のやさしさだけを恋しく思う 違う生き方ある筈と思ったことあるだろう求人案内はいつも生きがいのある仕事をと 人間なんてかなしいなしがらみに生きる小さな愚痴と怒りうたかたの微笑 雪の空 見上げればいざこざにしわ寄せて生きていくこ…

  • 甘い夜 – あんべ光俊

    探したけれど 失くしたらしい駅のラッシュアワー 人ごみにもまれて君が消えてしまってから初めて気づいたよ愛していたなんて君の頬を この掌でうつなんてあきらめもつく筈さ暮れなずむ駅前に一人佇めば君の言葉が身にしみるあなた本当は淋しい人ね バスが止まる 人が降りる疲れた横顔たち 待ち人はいるの?誰かが待っていてくれるそんな小さなことが しあわせかもしれないドアが閉まる ガラス越しにこわれそうな笑顔の君が…

  • 君を夢みて – あんべ光俊

    遥かな波路を一人漕ぎ出して来たけど月日は風に舞い涙はいつか枯れた ああ眠れぬ夜には君の面影そっと胸に抱きよせてポロンとギターつまびけば 波間に月は浮びそよ風は甘く香るよ 切なさに負けたら自分が消えてしまう ああ窓打つ冷たい雨の夜にかなしい夢をみた泣きぬれて 「サヨナラ……」君がささやいた 恋人よ待っている月日は肩に重かろう淋しさに負けないでお前をきっと…… 人気の新着歌詞 ラスト ショウ R…

  • ラスト ショウ – あんべ光俊

    一人になりたいそんなしあわせな人達でこの古ぼけた映画館はいつもいつも満員さ過ぎてしまえば全て美しいなんてみんなみんなウソっぱちさ過去をひきずり歩いてるなくした夢の 夢の重さとかなえられたのぞみの のぞみの軽さ 汚れちまった女のかなしみは汚してしまった男のかなしみは「たまの休みつれそう友もなく行くあてもない まだ田舎娘だった頃のことさ泣きたいことでいっぱいになると一人映画館 暗がりの中で泣いたものさ…

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