シギ
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KYOTO – シギ
逢いに行くわ 汽車に乗って幾つもの朝を 花の咲く頃に泣き疲れて 笑ったつないだ手と手を 離せないままで 季節が終わる前に あなたの空を流れる雲を深く眠る前に あなたの声を 忘れないように 窓を開けたら ホラ飛びこんでくるよいつか見た 春の夢 雨上がり 胸を染めて幾つもの朝を 花の咲く頃に鴨川 越えて 急ごう古びた景色に はしゃぐ人達も 桃色の宴よ 桜の花よ 季節が変わる前に あなたの空を 流れる雲…
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黒い雨 – シギ
涙を蒸発させながら歩く思想の失くした人間が赤信号を渡って生物に変わる日々は淡々と流れる白黒の街 言葉は武器か盾に変わり母を探す子供が赤信号を渡って姿を消すんだ 黒い雨 打ち付けた感情泣きたいほど眩しい空見慣れた嘘 繰り返す日々 うずく傷跡おいてゆかないで 笑いながら不安な人は‘抱いて 抱いて’眠れなくなってゆく さよなら 言えずに時間が過ぎる大人にはなれないよ ひとり膝を抱えて泣き出す 空見る 黒…
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輝いた – シギ
体交われど 血は交われず僕等いつもひとりぼっちに涙してただけど、ふたりだから手を繋ぐこと違う体温と感じあえて孤独は消えていくんだね もう前には進めないと決めつけて目隠ししていたのはいつも自分だった さぁ僕等走り出す時がきた跳ね上がるこの鼓動苦しみから逃げるな痛みの数だけ強くなるそう夜明けは近付いた輝きたい変わらないものひとつもって旅に出よう この道が正解とは限らないから僕はいつもひとり立ち止ってし…
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思いのまま – シギ
大嫌いだった 憂鬱を責めるような太陽面白みのない 血も涙もない人殺しのニュース七時半になって カフェインまみれになって家を出る そんな僕を 惜しげもなく愛する彼女相槌上手の 憎たらしいほど輝く瞳でも時々 君は笑いながら残酷なことを言った 泣きながら 叫びながら本当稀に心を乱す目がもう 心がもう 壊れそうで触れた 月明かりの夜 帰りの朝 一人歩くコーヒーとさえない僕思い出して 嫌なことばかり思い出す…
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白い闇 – シギ
真白な世界なら 僕等は夢見がちにはなれない征服できるだけの悪魔がいなきゃ僕等は正義きどりは出来ない 君にとっての平和が僕にとっての悪だとしたらどんな答えを出したらいいの僕にはわからない僕にとっての正しさが君にとっての歪みだとしたらどんな顔で話したらいいの 何もない自由な世界なら 僕等を縛ってくれと願うだろう征服できるだけの悪魔がいるから正義きどりの役になれていいな ひとりひとりの溜まった孤独を吐き…
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ハナレバナレ – シギ
連れ去ってってほしいこの世界が全部嘘だと知ったから泣かないでほしいあたしの気持ちが嘘だとしても 受話器越し 震える声 寂しい夜は あたしの事だけ考えていたんでしょう?両手にあまるくらいの汚さあたしは知ってしまった 何か口にだせば言い訳ばかりのこんなあたしの小さな 本当小さな気持を抱きしめてあたしは もうあなたなしでは生きてはいけないのに 笑ってよ 許してよこんなにも足りない気持ちを見つめてよ 離さ…
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僕の太陽 – シギ
笑いながら君のことを考えていた 細い目をした君の笑顔君の閉まった胸の痛み 僕は知らない打ち明けてよ 抱きしめたいなんてことを僕は言えるはずもない 弱虫だろう明日も雨が降るだろうか 切ない 切ない 君を想うとどうしたらいい この思いを泣きたい 泣きたい 君がいないと僕の揺れる声聞いてほしい 今すぐ 僕の気持ちを君に伝えられるならなんて話そうか 嫌われてしまうだろうか 忘れて 忘れて 忘れていいからだ…
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愛の輪郭 – シギ
心失くした君のことを誰よりも僕は想っている大事なことをひとつだけ教えてあげよう 君に 喜びと不安 めぐる君を今すぐ連れて行きたい 会いたいことは必要ってことだ君を愛しているどれだけ君が僕の光なのか教えてあげたい 寂しくて寂しくて泣いたの?苦しくて苦しくて切ったの?いいかい 今から君は僕と共にどこまで苦しめるか ゲームしよう 最初で最後 そう信じている君の心を想うほど 無理した言葉も笑顔も必要ないそ…
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証明 – シギ
遠くの 人ごみの目障りな街灯の耳鳴りと女とロマンチックな情景 繰り返し流れすぎた街中の音楽が意味を失くすロマンチックな悲劇 語りきれない言葉は静止画にはめこむ 誰かが笑った 僕を見て笑った悲しみは飲み込めないよ彩られた人の群れに色の失くした僕だけ浮かんだ夕闇が背を押して 切なさを埋める体温 衝動を抑えきれず 眠りたい僕悲しみはここから 語りきれない言葉に真実をはめこむ 誰もが同じ闇の中に潜んでいる…