シギ

白い闇 – シギ

真白な世界なら 僕等は夢見がちにはなれない
征服できるだけの悪魔がいなきゃ
僕等は正義きどりは出来ない

君にとっての平和が僕にとっての悪だとしたら
どんな答えを出したらいいの
僕にはわからない
僕にとっての正しさが君にとっての歪みだとしたら
どんな顔で話したらいいの

何もない自由な世界なら 僕等を縛ってくれと願うだろう
征服できるだけの悪魔がいるから
正義きどりの役になれていいな

ひとりひとりの溜まった孤独を吐き出す
無力だ 人はいつも
自分の傷だけ妙に痛むな 社会に逃げ隠れして
その傷口を僕に見せてよ 
生きてる 痛いくらいに生きている
暗闇の中 たったひとつの光があればいい

真白な世界なら 僕等は夢見がちにはなれない
闇を抱えて 涙を流したなら
僕等の正義きどりは終わりだ

君にとっての平和が僕にとっての悪だとしたら
君が殺して僕が死ぬの

当たり障りのない言葉ならいらない
もっともっと叫んでおくれ
本当は弱虫で 壊れそうな君が愛おしい

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証明 – シギ

遠くの 人ごみの目障りな街灯の耳鳴りと女とロマンチックな情景繰り返し流れすぎた街中の音楽が意味を失くすロマンチックな悲劇語りきれない言葉は静止画にはめこむ誰かが

愛の輪郭 – シギ

心失くした君のことを誰よりも僕は想っている大事なことをひとつだけ教えてあげよう 君に喜びと不安 めぐる君を今すぐ連れて行きたい会いたいことは必要ってことだ君を愛

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大嫌いだった 憂鬱を責めるような太陽面白みのない 血も涙もない人殺しのニュース七時半になって カフェインまみれになって家を出るそんな僕を 惜しげもなく愛する彼女

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涙を蒸発させながら歩く思想の失くした人間が赤信号を渡って生物に変わる日々は淡々と流れる白黒の街言葉は武器か盾に変わり母を探す子供が赤信号を渡って姿を消すんだ黒い

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逢いに行くわ 汽車に乗って幾つもの朝を 花の咲く頃に泣き疲れて 笑ったつないだ手と手を 離せないままで季節が終わる前に あなたの空を流れる雲を深く眠る前に あな

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