20年ぶりの故郷(ふるさと)は 昔住んでた家もなく
だけどどこかあの頃の 匂いが残ってるよ
学校を抜け出しては 川のほとりによく行った
草むらに横たわって 夢を見上げていた
この街を捨てて 都会に出て行くんだと
一人で決めたこの場所で 同じ様に横たわってみる
Woo 故郷(ふるさと)は近くて遠い 帰りづらかった理由(わけ)もあるけど
もういいさ 忘れよう
10年前に一度だけ 同窓会に出たくて
皆んなの顔が懐かしくて 帰ろうとしたけど
生きて行く事だけでも うまく行かない都会で
ぼろぼろになった姿を 笑われるのが恐くて
大晦日の夜に こたつに独りもぐって
除夜の鐘が虚(むな)しすぎて 耳を押さえていたんだ
意地も見栄も捨てて もっと素直になりなよと
「今なら遅くはないさ」と やさしく風が囁く
Woo 故郷(ふるさと)は近くて遠い 帰りづらかった理由(わけ)もあるけど
Woo 故郷(ふるさと)は忘れかけてた あの頃の夢を あのままの夢を
もう一度 見せてくれた
もう一度 やってみよう 初めから……
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