あの日 あの時 君と出逢っていなければ
こんなに悲しむ事もなかったと思う
でも逢わなけりゃ もっと不幸せだった…。
どんなに歳をとっても 手をつないでいる
そんな二人でいようと誓った事も
今は昔の 想い出の物語…。
この道も この車も この情景だって
あの夜と同じままさ
ただ俺の横で 眠ってたはずの
君だけがいない…。
何でもないような事が 幸せだったと思う
何でもない夜の事 二度とは戻れない夜
声を出して泣きたかった あの夜君が消えた道で
何度も追いかけようとして 目を閉じてアクセル踏み込んだ
そんな時そばで君の声が聞こえて 俺の心の中にいると気付く
愛する人を奪ったこのカーブに 花を置けばいつも雪が降りだす…
君のぶんまで泣こう…君のぶんまで笑おう…
君のぶんまで歩こう…君のぶんまで生きよう…
遠い昔に 約束したね…。
遠い昔に 約束したのに…。
ちょうど一年前に この道を通った夜
昨日の事のように 今はっきりと思い出す
大雪が降ったせいで 車は長い列さ
どこまでも続く赤いテールランプが綺麗で
サイドシートの君は まるで子供のように
微笑みを浮かべたまま 眠れる森の少女
ゆすって起こした俺を 恨めしそうににらんで
俺の手を握り返し「愛が欲しい…」と言った
何でもないような事が 幸せだったと思う
何でもない夜の事 二度とは戻れない夜
何でもないような事が 幸せだったと思う
何でもない夜の事 二度とは戻れない夜
二度とは戻れない夜…. 二度とは戻れない夜…。
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