黒髪を伸ばしなびかせたあの子の
唇がフィルムの内側で
初めての恋を洩らしては肘をついて
視線を釘付け
あの日選んだロイヤルブルーのスカートが
もう似合っていないこと
時代に残された争いのようで
すぐに捨てたらしい
「2020、昔は苦しかった」
なんて素敵なことだろう
平らなものってほら
嫌われやすいじゃない
妬まれやすいじゃない
「2020、私もずっと苦しかった」
やっとこの場所で会えた
裸のあの子にすら
触れず逃げ出して
賢く育つため
2020、あれから三角形も崩れた
ツバメの番がもう踊り始めてる
黒髪を伸ばしなびかせたあの子の唇が
そっぽを向いたときに火をつけた
ひとつだけ渡してそれでおしまいなんて本当のあなたを浮かべた裸足の似合う声を当てずっぽうに追いかけてみたいほらまた満月に訪ねてる冷たい空気に惑わされ知らない瞳に吸
こういう時の予感は当たるんだよなぜだか先走るペンの辿り着く場所に理由を探す美しいな君から流れた弱音のひとつさえ光にみえたありきたりな革命でも僕らは動いたの小さな
いつか出し切った皮肉もすっかり猫を被って例えすら理解できなかったことおかしくて指でなぞる綺麗なもの探してもどれも君に勝てやしない若くてかわいい祈りたちよ気づけば
亡くした胸の高鳴りの一部を取り返すにはもう一度叶わぬと知った願いと向き合わなきゃいけない死なずに済んでもここが地獄でなくても慰めにはならない生き続けるだけ天国で
曇り空これは合図私はお気に入りジンクスそろそろ君が探しているクラップいじけた悪夢が言うんだ「僕は呼ばれただけなのに」空っぽジレンマ抱いてどこに行くのさ黒猫横切る
長い孤独が溶け始めた着陸する頃にはもう骨になってしまっているのかもしれないと、1セントにもならぬ不安を抱えた僕の孤独がどうしてそう思うのかって？どうしても知りた
こんなに遠かったっけただただ長引いてく今日を俯き眺めた覚えているよ 最初の仕草を忘れるわけないよこんな難しかったっけ誰かを信じることふと空を見上げたらあーあ、星