七分丈の薄いシャツ
その袖口から覗く
白く細い腕が 真っ赤になって
しまわないように 握りしめた
このまま溶け合えたら
孤独知らずに なれるかな
背を伸ばす入道雲
帰ろう 夕立が降る前に
愛が見えないものだとしても
それだけは 信じていたいんだ
僕はもう 逃げないよ
まだちゃんと 言えてない気持ち
伝えたいから
19時前の暗い街
みんな帰り道を急ぐ
ふと君がどっか遠くに
行ってしまう気がして 抱き寄せた
水たまりに跳ね返る空
飛び越える?
それともここで立ち止まる?
愛を見えなくしているのは
僕の中に 住みついた迷い
ああ あの日の痛みに
甘えてちゃいけないね
さよならを繰り返す その度
少しずつだけど 強くなれる
僕は もう逃げないよ
まだちゃんと 言えてない気持ち
伝えたいから
なぜ 星は輝くの
なぜ 花は枯れゆくの
いずれ 消えるさだめならば
少しでも そばにいたいから
僕はもう 逃げないよ
いま行くよ
愛が見えないものだとしても
それだけは 信じていたいんだ
ああ 小さな願いが
消えてしまう その前に
何も見えなくなったときは
大声で 僕の名を呼んで
大丈夫 逃げないよ
まだちゃんと 言えてない気持ち
伝えにいこう
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