二十四時を廻って
そろそろ終電が…って
ポツリ、またポツリと
席に穴が空いて
僕も逃げるように 店を出た
アルコホールのにおいの東口
改札を ピッとすり抜けて
夢見心地は 終わりなんだ
黙ってても 明日は来ちゃうよ
みんな切り札を ギュッと握りしめ
答え合わせの 準備をしている
強いカードなんて
そんなたくさんは ないはずだけれど
今夜 ホントウってやつが欲しいなら
いますぐ出直すべきだ わかるだろ
悪いことは言わないから
君も そこを出て
二重にかけたチェーンも
いかついハサミの前では
まるで 意味をなさない
ひけらかすものがない
僕は 逃げるように俯いた
いつかちゃんと 大人になれたら
ホールケーキ 囲んでお祝い
限界まで 息吸い込んで
汚い過去も 全部吹き消そう
みんな切り札 手の内に隠して
答え探しなんて 何の意味もない
意外と大胆な 君の一手に
怯んだ隙をつかれ
今夜 ホントウの愛って何か知りたい
おそらく出直すべきだ わかってる
真面目な話なのにな
もう朝は すぐそこに
やわらかな薄藍に とけてゆく
みんな切り札を ギュッと握りしめ
答え合わせの 準備をしている
強いカードなんて
そんなたくさんは ないはずだけれど
みんな切り札 手の内に隠して
答え探しなんて 何の意味もない
意外と大胆な 君の一手に
怯んだ隙をつかれ
今夜 ホントウの愛って何か知りたい
おそらく出直すべきだ わかってる
真面目な話なのにな
もう朝は すぐそこに
朝は すぐそこに
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