miolly

スープ – miolly

確かめたい その温度差
これじゃ足りない
いや そんなのどうだってよかった
あの声があれば 言葉があれば
まだ君に近づけたかな
なぞったリフも 生き急いだ昨日も
安っぽいか
あれから
僕たちの季節が終わって
気付かれないまま冷えてった
一瞬だけ灰に染まって
いつだって 今日だって
きっかけだけは掴めなくて
真っ当な言葉が痛くて
曖昧で わかんなくて それでも

渇き切った今が嫌いだ
彷徨うように思い出を探した
呆れるほど
埋められない何かがあった
味のしない海を泳いだ
空になった底を歩いて
ただ待った 明日を待った
満たされない僕が残った
溺れるだけまだマシだった
可笑しくて 苦しくて
馬鹿みたいだね

僕たちで描いた世界が
その歌詞が 色が 想像が
きっかけはなんだっていいさ
冷めぬように 消えぬように
圧倒するものはなかった
そんな僕の横で笑った
今日だけは 今だけは
このスープを

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