いつもの改札をくぐり抜け
座って待ったホーム
来たみたいだ 行かなきゃ
人込み 掻きわけて外に出た
イヤホン抑えて
意味もなくボリュームを2つあげた
思い出のコピーばっか
使い捨て フィルムカメラ
馬鹿みたいさ
育てた時間も溶かしていく
彷徨ったまま紡ぎ続けた
逃げ出した昨日も許せたなら
見たくないものに疲れたら
消えそうな一人分の声になる
目に見えない形ばかりを作って
それも壊して
残ったものだけを数えてる
繕ったこの思いも吐き出せば救われるのに
腐りかけてたプライドってやつが邪魔をする
漂った海に孤独を見た
重なった自分に笑えてきて
生き方もわからぬ世界で
言葉だけはきっと残り続ける
ねえ、こんなもんでしょ
ほら立ち止まって
もう冷め切っていく
はみ出たとわかってても線を踏む
憧れた
そんな歩き方
ボリュームを2つあげて
彷徨ったままでも行けるから
逃げ出した昨日も許せるから
見たくないものに疲れたら
消えそうな一人分の
強がった一人分の
声になる
届けたい形のない僕を
叫びたい言葉の限界を
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