信号が赤になって 君に伝えたかった言葉
言えないままで サイドシートの君の横顔が赤らむ
相談(はな)したいことも全部
君は言えたみたいで 小さく寝息をたててる
起こさないように そっと ブレーキ緩く踏むよ
もう少し
そう 寝顔が見てたくて
もう少し
ねぇ 優しく微笑んで
誰の夢見てるの?
もう少し
ねぇ 渋滞のせいにしてさ
もう少し
このままでいさせてよ
あと少しだけ
夢から覚めないでよ
ラジオで流れていた 派手なEDMは
彼が好きな曲だって
君に似合いそうな 優しい歌流すよ
もうすぐ
あぁ 君の家につく
もうすぐ
あぁ 近づくほどそっと
離れてゆくようで
ゆっくり
カーブを曲がってくんだ
ゆっくり
素直な気持ちを
この歌とともに
胸に眠らせてゆく
信号が変わったら
僕らも未来へ進もう
もう少し
あぁ 君だけ見てたくて
もう少し
ねぇ 優しく微笑んで
誰の夢見てるの?
もう少し
ねぇ 渋滞のせいにしてさ
もう少し
このままでいさせてよ
あと少しだけ
夢から覚めないでよ
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