眞名子新
網戸 – 眞名子新
竜でも出そうな高い雲
誰かの魔法でかけた虹
あの娘が言ってた通りさ
ほんの今日だけの出来事
網戸におでこを
押し当てて夏
の様子をみてる
飽きることもなく
竜など出ないと知った今
ホースを潰してかけた虹
いつまで分かったつもりだ
ほんの今日だけの出来事
網戸にほっぺを
押し付けて風
の様子をみてる
冷めることもなく
線路がとおくで
なっているのを聞け
森路(もりみち)抜けたら
帰っておいで
竜でも出そうな高い雲
誰かの魔法でかけた虹
あの娘が言ってた通りさ
ほんの今日だけの出来事
網戸におでこを
押し当てて夏
の様子をみてる
飽きることもなく
竜など出ないと知った今
ホースを潰してかけた虹
いつまで分かったつもりだ
ほんの今日だけの出来事
網戸にほっぺを
押し付けて風
の様子をみてる
冷めることもなく
線路がとおくで
なっているのを聞け
森路(もりみち)抜けたら
帰っておいで
風呂上がり家をでる乾かしたつもりの髪がまだ濡れていること夜風が知らせて一駅は遠いなんて君はたぶん言うだろう歩きたい気分なんだよ君の家に着く頃乾いてるはずさ1人歩
森の霞が月を隠しても見上げては想いを馳せるのに乾いた音が君を襲っても悲しくはないからねこの世のどこかで君が倒れても誰も知らない知ろうともしないuh…誰の為なら君
こんなにも騒がしい世の中と知っていて釣り人は今日も来てしんと静かなふりをする白い鳥も真似ているいつも通りのこと糊のような水面に雨粒が絵を描く寂しさに訳がある思う
とうとうここまで来ちゃったな1人きり帰る田んぼ道艶めいてるのを知っていた「きっと君は友達だった」よくそんなことが言えるね好き勝手にしているから綺麗でいられるんだ
赤く燃える宇宙船歓声の中散っていったのこんな僻地の僕の元へと届いている役目を終えたブルーライン栄えた街を辿っていったの壊れてゆくスターシップなんという君は「少し
舞い上がる古いニュース街の外れからやってきた顔さえも分からないでもどうしようもない悲しみは誰のもの抱えきれず押し付け合っている僕らニューアイズ僕らニューアイズ見
どうやって暮らしているのか 分からない人になりたいなそんな人でも誰かには 見せている弱さを知りたいな今の場所から余りにも 遠くに見えるというのでは誰かがそれを笑
ラジオを聞いてるなんて時代遅れかい?ラジオを聞いてるなんて時代遅れかい?こんな深い夜の胸の高鳴りが今夜も僕を寝かせてはくれないラジオを聞いてるなんて時代遅れかい
タイムマシンがあったら 昨日に戻りたいそれで何が変わるのか 試してはいけないお金持ちになったら健康になりたい天使になる道すがら コンビニに寄りたい岩を飛び跳ねて