星野真里

冬の色 – 星野真里

あなたから許された口紅の色は
からたちの花よりも薄い匂いです
くちづけもかわさない滑らかな恋は
人からは不自然に見えるのでしょうか

いつでもあなたが悲しいときは
私もどこかで泣いてます
恋する気持ちに疑いなんて
はいれる隙間はありません

あなたなら仲のいい友達にさえも
微笑んで紹介が出来る私です

あなたからいただいたお手紙の中に
さりげない愛情が感じられました
倖せのほしくないぜいたくな恋は
世の中にめずらしいことなのでしょうか

突然あなたが死んだりしたら
私もすぐあとを追うでしょう
恋する気持ちにためらいなんて
感じる時間はありません

あなたなら他の子と遊んでるとこを
見つけても待つことが出来る私です

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