尾崎リノ
isari – 尾崎リノ
喧しい夜鷹通り
どこもイカれてる
熱風が吹きあげる路地
花火の焼ける匂いか
遠くで犬がうるさく吠えている
寂しいなんて思わないね
もうすぐ地図から消える街
僕の船はまだまだ
唄える
全ての時代の詩人が
この場所を目指して消えた
いつかの繁栄の光も
空前の灯火
生きなければ死んでしまう
僕らにとっては当たり前じゃないね
火を放つ人影
もうすぐ全てを悟るだろう
寂しいなんて思わないね
もうすぐ地図から消える街を背に
喧しい夜鷹通り
どこもイカれてる
熱風が吹きあげる路地
花火の焼ける匂いか
遠くで犬がうるさく吠えている
寂しいなんて思わないね
もうすぐ地図から消える街
僕の船はまだまだ
唄える
全ての時代の詩人が
この場所を目指して消えた
いつかの繁栄の光も
空前の灯火
生きなければ死んでしまう
僕らにとっては当たり前じゃないね
火を放つ人影
もうすぐ全てを悟るだろう
寂しいなんて思わないね
もうすぐ地図から消える街を背に
甘噛みみたいな雨はあがって新しい季節が来る方へ手を伸ばした緑を纏う街のドレス静かな眼差し襟足が藁の匂い甘噛みみたいな雨はあがって僕はちょっと背を正す新しい季節が
この街一番の高い丘へ親父のバイクに君を乗せて西陽が傾く先の先に君を攫っていく街の気配今日は何度も君の名前を呼ぶよ明日から違う苗字で生きていく君がちょっと知らない
見たいものは見えて何処にも行けない知りたい程足りない錆びていく時間めくれてくカレンダー沈み込む月にはいつかの夢と欲張りな魂が減るの減るの街に出て思い出した痛みこ
ね 眠りの中で見るゆ 夢現な世界妖風がうねる暗い暗い暗い宵の底よく似た場所を僕は知ってるいつかきみを連れて行きたいな嫌な予感は青い灰になって消える塗り替えてゆく
甘い期待は言葉を濁してたてがみ分けいる風に牙を剥く「あなたはどうして大人になってゆく?」静かに幕が降りてふらり足取り月を手繰り寄せて君は僕のナイフ怖気ずく僕をど