宍戸マサル
黄昏ワルツ – 宍戸マサル
薄紫の 帷(とばり)が降りて
強がる心も 人恋し
こっちを向いて 笑顔を見せて
俺でよければ そばにいるよ
散る花 咲く恋 黄昏ワルツ
小指の先の 棘さえ疼く
ましてや痛むさ 胸の傷
哀しいことを 忘れるように
生きてみないか そばにいるよ
ため息 口笛 黄昏ワルツ
春には桜 冬には雪を
移ろう季節も 二人なら
陽だまりほどの 温もりでいい
どんな時でも そばにいるよ
吹く風 降る夢 黄昏ワルツ
薄紫の 帷(とばり)が降りて
強がる心も 人恋し
こっちを向いて 笑顔を見せて
俺でよければ そばにいるよ
散る花 咲く恋 黄昏ワルツ
小指の先の 棘さえ疼く
ましてや痛むさ 胸の傷
哀しいことを 忘れるように
生きてみないか そばにいるよ
ため息 口笛 黄昏ワルツ
春には桜 冬には雪を
移ろう季節も 二人なら
陽だまりほどの 温もりでいい
どんな時でも そばにいるよ
吹く風 降る夢 黄昏ワルツ
男はおろかな 旅人さ地図にはない夢 追いたがる女は哀しい 旅人さ心の迷路で 立ち尽くすどんなに遠く 離れていても独りにしない 泣かせはしないあぁ終着駅には ただ
吐息が凍える 氷がきしむ胸の孤独を 揺さぶるように愛していながら 背中を向けた悔やみ切れない 男の傷に沁みる夜更けの あぁ 哀愁グラス時計を腕から 外してみても
バラの素肌に 情熱まとい愁いの靴を 脱ぎ捨ててくれ愛されたい 愛したい永遠でも 刹那でも踊れ 踊れ 女は太陽燃えて 燃えて 男は夜燃え尽きてこの胸に あぁ沈むま
染み渡る空を 遠く見つめれば心よぎる懐かしい あなたの笑顔移り行く季節 とおり過ぎる恋茜色の夕焼けが 悲しみに染まる愛し合った日々の 思い出はいつの日かかけがえ
追いかければ 逃げて行くあなたは罪な 男ね好きになったら夢中よ 奪ってみせる今夜はきっと私の愛で 狙い撃ち炎のように 燃え上るうまれた星座(ほし)は 射手座一度
好きよ好きで 燃えるほど好きなのよあなたの胸で 少しのあいだ眠らせていいの今夜は 私のそばにいてね甘えながら 酔いたいのこんな気持ちに させたあなた罪な人吸い込
いつまでたっても 駄目なわたしね女に生まれて 来たけれど女の幸せ まだ遠いせっかくつかんだ 愛なのに私のほかに いいひといたなんてどうにもならない 愛だとわかっ
風のたよりに 噂きいたよいまでも ひとりだってね生きてる限り 幸せなんて少ないものさもしもあのとき 勇気があればこんな苦労は させなかったよおれでよければ おれ
抱かれたら終る 男と女より手枕のままで 何んにもしないで指さきを拒む 心の裏側で悲しいほど 好きでいればいい愛が涙の 破片(かけら)になっても心にあなたを宿して
星の降る夜(よる)は あなたとふたりで踊ろうよ流れるボサノバ ふれあう指先あぁ 恋の夜いたずら夜風が ほほにキスしてもふたりは何も言わないで ひとみみつめあうあ
(ルルルル……わたし祈ってます)からだに充分 注意をするのよお酒もちょっぴり ひかえめにしてあなたは男でしょう強く生きなきゃだめなのわたしのことなど 心配しない