宍戸マサル

アルプスに抱かれて – 宍戸マサル

染み渡る空を 遠く見つめれば
心よぎる懐かしい あなたの笑顔
移り行く季節 とおり過ぎる恋
茜色の夕焼けが 悲しみに染まる
愛し合った日々の 思い出はいつの日か
かけがえのない永遠(とわ)の 星になって輝く
切ないこの胸は 美しいこの街に
包まれて眠るの アルプスに抱かれて

穏やかな風が 山裾に触れる
めぐり逢いにときめいた あの日のように
コスモスが揺れて しなやかに踊る
淡く光る木漏れ日が 涙で震える
優しく降り注ぐ 思い出はいつの日か
小川舞うせせらぎに 染まり流れてゆくの
傷ついた翼を 照らす月の灯りに
包まれて眠るの アルプスに抱かれて

愛し合った日々の 思い出はいつの日か
かけがえのない永遠(とわ)の 星になって輝く
切ないこの胸は 美しいこの街に
包まれて眠るの アルプスに抱かれて

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