フェイP

檸檬 – フェイP

僕の心に 檸檬
一つ 落として 檸檬
忘れられない あの夏空の下で

君の心に 檸檬
投げ入れたくて 檸檬
そっと近付いて 君の影に飛び込む

ああ

甘酸っぱい香り
溶けてしまいそうな
僕の 淡い黄色
どうしたら伝わるの?

足音 おそろい
僕と君の距離 測る
無邪気なままの 君のほほえみ
眩しくて見れない

二人の間を
吹き抜けた風は
長い髪撫でて 遠く運ぶよ
檸檬の香り かき消して 遥か

僕の心の 檸檬
一つ 熟した 檸檬
忘れ去られて どこへ行く?入道雲

もう

ずいぶん 色あせて
消えてしまいそうな
僕の 淡い黄色
どうしたら届られるの?

僕の この檸檬
君に 渡したら
はじけて
二人の恋 実るんだ
なんてね

足跡 ふぞろい
僕と君の距離 遠い
無邪気なままの 君の檸檬は
まだ青いままね

二人の間を
吹き抜けた風は
長い髪撫でて 遠く運ぶよ
檸檬の香り かき消して 遥か

もしこの檸檬を
はじけさせられたなら
どんなに楽に なれるんだろうな
搾った 答えは

二人はトモダチ
ずっとずっとトモダチ
檸檬味の恋 心にしまって
夏空はもう 色あせて 幽か

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