フェイP

カナカナ – フェイP

笑いあえた日々の 残り香
確かに触れた まぼろし
どこで生きてゆこうか
水の中なら静かに寝れるかな

紫陽花のつぼみに「ただいま」
したくて開いた 窓から
ココロをなぞるような
白いアクアリウム

「君だけが好き」「僕だけのもの」
何度でも聞かされたくて
あなたを取り戻せるのなら
もう一度あなたを愛せるなら

思い出の陽だまりにじわじわと
広がる 雨雲のカーテン
戻れない悔しさに振り向いた
ちぐはぐの愛 いつからだろう

初めて目を伏せた 約束
日曜日の午後 十時半
紙くずに成り果てた
明日からと昨日までのヴェーゼ

冷たい悲しみに 呑まれて
こらえた涙を バレずに
優しく吐き出しても
ノドはつかえたまま

「君だけが好き」「僕だけのもの」
いつまでも信じてたけど
私は愛されてるのかな?
愛されてなくても愛せるかな?

終わりのない不安に「かな?」「かな?」と
ちらつく 霧雨のシグナル
可憐なバラなんかにはなれない
ずぶ濡れの愛 息を止めた

間違ってたかな? 戻れないかな?
いくつでも積み重なるよ
新しい恋はできるかな?
いつになれば、忘れていいかな……?

繰り返す後悔に「かな?」「かな?」と
止まない 雨音のサイレン
可憐なバラなんかにはなれない
水底の愛 浮かばれぬ愛

あふれ出す後悔に「かな?」「かな?」と
流れる 涙のスパイラル
「ごめんね」も海の中 投げ捨てて
光も音も遠ざけるの 「眠らせてよ」

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ごめんね わがままばかりでごめんね ばかで泣き虫でごめんね それでも君のことだれより 大好きだよいつもの 夕焼け空触れ合う手と手私より 少し長い君の影を追いかけ

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もう一歩 離れて 見てみて責任は 置いといて悩みすぎ 考えすぎ不必要な 栄養素ね隣の 山まである程度 遠くへ 走りぬけば違う景色 見えるよ きっと夢中で 走って

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