くうきにみつる

ほんとうの街につもる – くうきにみつる

真っ白い雪が降っている
その上に君の足跡が
ひとつひとつ残っていて
生きていると思うんだ

冬が過ぎ春が過ぎて
夏が過ぎ秋が過ぎて
もう何年も会ってませんね
きっとどこかでちらちら雪を

つもるつもるどんどんつもる
足跡も消えてなくなり
いずれ大きな山を作って
そこから君を
呼んでみたいと思うのです

つもるつもるどんどんつもる
足跡も消えてなくなる
だけど少しも悲しくないよ
そこには君が
見えるように思うのです

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返事 – くうきにみつる

不運なんかにつまづいて泣いているのは好きじゃないなんのこれしきがまんしてほほえむことを忘れないせっかく生まれてきたのだからたったひとつのいのちだから無駄づかいし

とても不思議なおじいさん – くうきにみつる

悲しいってことがどんなことかうれしいってことがどんなことかいつかほんとにわかる日がくるって消えてったくるくるつえを振り回し よちよち歩く振りをしながら全速力で僕

はんぷく – くうきにみつる

えんぴつでなぞるみたいに遠くから書きたいな縁取りはどこにもなかった君の目が話してるその気持ちはこんな色かな二人はいつも白か黒空模様涙雨が連続をにじませる中央がど

ニジゴシ – くうきにみつる

懐かしい日曜日盗まれた午後眠り蝶が脳に停まってなにげない西陽が射し脱ぎ捨てた殻労ってのびのび2時に 滲んだ 虹 西の空に 二次元3時に 燦々sun浴びて 散歩の

いっぱい – くうきにみつる

象の耳 獅噛んでみたい鰐のブツブツ 頬ずりしたい貘の鼻 吸いつかれたい犀のザラザラ 鑢かけたいまだまだ たくさんやり残してることがあるんだ ボクら北叟笑むために

6 – くうきにみつる

七色見える 僕らの瞳ほんとはもっと 色々あるんだでも見えないから 見えないから見えないならないってことになってるいや見えないだけ ないんじゃないんだ心も見えない

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