くうきにみつる

はんぷく – くうきにみつる

えんぴつでなぞるみたいに
遠くから書きたいな
縁取りはどこにもなかった
君の目が話してる

その気持ちはこんな色かな
二人はいつも白か黒

空模様涙雨が
連続をにじませる
中央がどんどん深くて
えんぴつは戻らない

その気持ちはこんな線かな
二人はたまに飛び破線

この気持ちの形はこうかな
二人は撓む丸を持つ

明日は何を書こうか
二人心変わり
朝になったら出かけて
くだらない話をしよう

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返事 – くうきにみつる

不運なんかにつまづいて泣いているのは好きじゃないなんのこれしきがまんしてほほえむことを忘れないせっかく生まれてきたのだからたったひとつのいのちだから無駄づかいし

とても不思議なおじいさん – くうきにみつる

悲しいってことがどんなことかうれしいってことがどんなことかいつかほんとにわかる日がくるって消えてったくるくるつえを振り回し よちよち歩く振りをしながら全速力で僕

ほんとうの街につもる – くうきにみつる

真っ白い雪が降っているその上に君の足跡がひとつひとつ残っていて生きていると思うんだ冬が過ぎ春が過ぎて夏が過ぎ秋が過ぎてもう何年も会ってませんねきっとどこかでちら

ニジゴシ – くうきにみつる

懐かしい日曜日盗まれた午後眠り蝶が脳に停まってなにげない西陽が射し脱ぎ捨てた殻労ってのびのび2時に 滲んだ 虹 西の空に 二次元3時に 燦々sun浴びて 散歩の

いっぱい – くうきにみつる

象の耳 獅噛んでみたい鰐のブツブツ 頬ずりしたい貘の鼻 吸いつかれたい犀のザラザラ 鑢かけたいまだまだ たくさんやり残してることがあるんだ ボクら北叟笑むために

6 – くうきにみつる

七色見える 僕らの瞳ほんとはもっと 色々あるんだでも見えないから 見えないから見えないならないってことになってるいや見えないだけ ないんじゃないんだ心も見えない

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