一晩泣き明かして嘘みたいな青空
昨日の傷は痛むけど
昔の傷は覚えてもない
「あいつよりは全然マシだろ」
「あの子は苦労を知らないから」
あぁわかってる
比べたって意味ないってわかってる
流石に笑えちゃうね
こんなだから気付けば一人だ
あぁわかってる
もう全部わかってる
いつかさ
このありったけの愛をもって
その先で誰かと日々を重ねて
あの日の僕が枯らした言葉
芽吹くように
一番欲しいものはお金なんかじゃ買えなくって
くだらない時間が紡いだ
類の無い愛しさの欠片
あの頃繋いだ手の中に
幸せの芽が育ってたのに
あぁわかってる
もう全部わかってる
なんでさ
気付けばまた振り出しに戻って
通り過ぎた景色ばかり鮮やかで
あの日の僕が持ってたものが見当たらなくて
お願いあの歌聞かせて
裸足のまま走り抜けた恋だった
知らない誰かに笑われたって
構わないくらい あぁ 胸焦がれてたあの春
褪せないの
いつかさ
このありったけの愛をもって
遠くまで
綿毛が空を舞っていくみたいに
儚くてまた消え行くとしても
何度でも また振り出しからでも
あの日の僕が溢した涙
掬い上げてくよ
今はさ 一人きりの門出でも
高鳴らせ 優しさを抱きしめて
あの日の僕が描いた夢
今叶えにいく
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