なぜ独りは苦しいの?軋んでく回路
影もない 足もないのに私欲
誰かを想う空虚
混ざり合う手と心が欲しかった愛を模す
許されるなら今だけわがままを聞いてよ
「触れてもいい?」
空 濃紺の夜空とプラスチックの魂
パキパキ 音を立ててへこむ
ずっと何かを選んで何かを捨ててきた
比べて 比べられて 何が残った?
信じてきた
絡み合う目と未来に私は輝けない
いつか声を失くす前に君の名を呼ばせて
「聞こえてるの?」
置き忘れられた体 足跡もつかない
穴の開いた傘みたいでしょ
誰にも気付かれないまま
消えてくの? 消えてく 言葉も失ってく
思い出も離れていく 君を好きだったことも
「忘れてくの?」 それが一番怖イんダ
混ざり合ウ手と心ガ欲シカった愛をシル
最後に残っタ吐息で君ノ名をよバせテ
「キコえ…てル…の?」「キコ…エ…」
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