荒川ケンタウロス

鳩のお嬢さん – 荒川ケンタウロス

我輩は猫 名前はないが 溺れる程酔わない上戸
ドラマは急に訪れて 恋するなんて思ってなかった

それは、許されるべきこと?
それは、神に反すること?
それは、信じられないこと?

妄想のその先へ

たった一秒で何かが変わるんだ 想像全てに孤独はいらない
最適な距離を保って動けない 点滅するよな鼓動あげるよ

鋭い爪で君を守ろう 尖った牙で羽を繕おう

それは、恥を知るべきもの?
それは、本能に勝てないもの?
それは、理性との賜もの?

もうそろそろ先へ

恋にしか生きない仲間達のことは つまらぬ奴だと笑ってたのにね
不貞腐れがデフォじゃ何も起きない その日暮らしの世界を変えて

たった一秒で何かが変わるんだ 想像全てに孤独はいらない
本能のままに誰かを愛せたら こんなに苦しいことないでしょう

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コイン – 荒川ケンタウロス

つまらないこと言った夜は いつもうまく眠れなくなったもうすぐ太陽が昇ってきてここら辺は朝になってしまうあらゆる物事はコインの表と裏だってさ朝と夜夕暮れの赤わから

君の季節 – 荒川ケンタウロス

交差点を曲がる君の影がいつもより少し騒がしくてそれ以外何も音はしないどうでもいいことばかり思いつくどうにもならないことばかりだ海岸通りを自転車で走れいつもより空

冬の星座 – 荒川ケンタウロス

変わらない冬の星座がまた少し近づいた砂時計模様 あの頃にはなかった感情いろんな事が重なり合えばそれぞれなんだ それぞれなんだ行き交う街も人の流れもそれぞれなんだ

まぼろし – 荒川ケンタウロス

僕たちは都会を離れどこまでも歩いて行くのだろうひとつだけ見つけたものも指の中でボロボロになればいいや手に入れたものがなんだかちっぽけで写り映えしないこんなにも無

ハンプティダンプティ – 荒川ケンタウロス

ボロボロの服を着た さえない老紳士をあの人は指差して嘲るように笑う欲しいものは何もかも手に入れちゃったもんだから何を見てもバカらしく思うのさピカピカの靴を履いた

セカンドステージ – 荒川ケンタウロス

旅人たちの疲れを癒していつも同じような笑顔を見せていたねここに住んだって僕はかまわないさ本当なのって君が言うから埃まみれだったこのピアノには数え切れない思い出た

natsume – 荒川ケンタウロス

階段を飛ばして一つずつ飛ばして降りてくるのは 夏の足音振り返る僕らと言葉交わしたのは本当なんだ 信じられるかな太陽に焼かれて焦がれる肌燃えるように流れた宵の花火

デリー – 荒川ケンタウロス

古い僕らは忘れちゃったな仲良くなれた瞬間も声はいつでも聞こえてるから僕らはどこへも行けるはずさここがどこだかわからないまま君が見つけた世界の話をしようやたら狭く

重力列車 – 荒川ケンタウロス

さよならを告げる 三月の晴れの空君から離れてく 何度でも振り返る似た者同士ほど残酷な事はないね言葉無いまま二人には分かっているそう遠くはない未来ならどんな距離で

カレイド – 荒川ケンタウロス

読み返しているその合間に話は次にもうすり替えるいつも斜め上をゆくその発想でオーグメントやサスフォーとか巧みなことが多いだろういつまでも届けてほしかったんだ存在が

ナイトフライト – 荒川ケンタウロス

生ぬるい風に僕らは頬のほてりを冷ましたらかわいい君の笑顔の理由はベースラインの中で踊れるミュージック踊り疲れて、そのままあとは眠るだけの日々を忙しいふりをしなが

ティーティーウー – 荒川ケンタウロス

あなたのことなら、みんなよく知っていますこの季節にはここを通るでしょ風が冷たくなって夜も深くなって僕が見えないかもなぁあんまり色もないし小さいものだから見つけら

恋をするように – 荒川ケンタウロス

思い出一つくださいどこでも会いにいけるよ強い力が出るような古いギターに隠すわ代わりにどうぞ持ってって「何もかも消してしまえ」覚えはじめたタバコでようやく息を吸い

アーケード – 荒川ケンタウロス

周波数が合っているどれだけ通い詰めただろう知らない場所はないからお目当てまで一目散転校生のエピソード 誰より世界を知ることがあの頃の僕らには 格好が良く見えたか

dancedance or die – 荒川ケンタウロス

妄想の淵に立って深みを覗いてみるくたびれた身体落ちていくのがわかるふわりゆらりと着地したその場所が今は宇宙の中心地だとわかるそしてダンスダンス踊れない夜は太陽系

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