荒川ケンタウロス

  • dancedance or die – 荒川ケンタウロス

    妄想の淵に立って深みを覗いてみるくたびれた身体落ちていくのがわかるふわりゆらりと着地したその場所が今は宇宙の中心地だとわかるそしてダンスダンス踊れない夜は太陽系のど真ん中でうつむいて歩く僕 君は流れ星さダンスダンス強い引力に引き千切られそうになっても強く握り返して 君と繋がってい太陽 とうとう透明になって足跡だけが残る朽ち果てた身体なくなったのがわかるぐるりぐらりと回り続ける衛星は終わりない君と僕…

  • アーケード – 荒川ケンタウロス

    周波数が合っているどれだけ通い詰めただろう知らない場所はないからお目当てまで一目散 転校生のエピソード 誰より世界を知ることがあの頃の僕らには 格好が良く見えたから大きくなったら この町の一番になるんだと言ったなら 笑うんだ 100円11枚のメダル持って 駆けだした周りに何かを言われたって 別に構わないんだ勝負はだいたい勝てないよう仕組まれてたって知らないよ飲み込まれていく純真と おこづかいの中 …

  • 恋をするように – 荒川ケンタウロス

    思い出一つくださいどこでも会いにいけるよ強い力が出るような古いギターに隠すわ代わりにどうぞ持ってって「何もかも消してしまえ」覚えはじめたタバコでようやく息を吸い込んだ誰もいない 公園は 少し怖い横切った 痩せた猫 また明日ねうねる正しさの波にさらわれて幼過ぎた あの頃私は小さな胸 潰れそうになる誰も知らない 私には聞こえていた 思い出一つくださいどこでも会いにいけるよ似合わなかった口紅背伸びして買…

  • ティーティーウー – 荒川ケンタウロス

    あなたのことなら、みんなよく知っていますこの季節にはここを通るでしょ風が冷たくなって夜も深くなって僕が見えないかもなぁあんまり色もないし小さいものだから見つけられないことも多いんですだけど慣れているし、僕はこれまでずっと名前だってなかったのです曖昧な態度とその嘘で気づかされてしまうなんて生きている全てが矛盾の中にあってわからないや僕がひとりよがりをやめないからたくさんの輝きを失くしてしまっていたの…

  • ナイトフライト – 荒川ケンタウロス

    生ぬるい風に僕らは頬のほてりを冷ましたらかわいい君の笑顔の理由はベースラインの中で踊れるミュージック踊り疲れて、そのままあとは眠るだけの日々を忙しいふりをしながら続きを見てたいだけ目を閉じて 優しい歌よ僕の心に降り積もる痛みよなにしろ忘れっぽいもので いつもメール返さなくなってしまう恋というのは駆け引きなんだどこまでも続くようなミッドナイトいつだって思いを馳せるナイトフライト焦る気持ちが空回りなん…

  • カレイド – 荒川ケンタウロス

    読み返しているその合間に話は次にもうすり替えるいつも斜め上をゆくその発想でオーグメントやサスフォーとか巧みなことが多いだろういつまでも届けてほしかったんだ存在が消えてしまえばどんなに楽かと思うけど憧れを持っていたいなら終わらせる理由はない曖昧な気は一切ない呼吸で始まりの合図を鳴らしてそう思いが募るこんな日は感情的なステージを前並べばいつも体中で熱を感じていたいのさもうこれ以上は待ち切れないよ感動的…

  • 重力列車 – 荒川ケンタウロス

    さよならを告げる 三月の晴れの空君から離れてく 何度でも振り返る似た者同士ほど残酷な事はないね言葉無いまま二人には分かっている そう遠くはない未来ならどんな距離でもすぐに向かえるというそれなら言わない「ずっと待っているよ」 いつか重力列車で君に会いにゆく無くしたものを取り戻すよ例え許されない事だとしてもいい昨日と君に戻れるなら 正しい答えなら一つとは限らない選んだその道を正解にしてゆこう 語り尽く…

  • デリー – 荒川ケンタウロス

    古い僕らは忘れちゃったな仲良くなれた瞬間も声はいつでも聞こえてるから僕らはどこへも行けるはずさ ここがどこだかわからないまま君が見つけた世界の話をしようやたら狭くなるいつもふざけた僕らの場所で 君のカケラがここにあるのさ何度も僕を動かして目が眩むようなスポットライトで終わりのときを忘れている 古い僕らは忘れちゃうよなそれでもいいような気がしてつかまえるなら手を伸ばしてさ僕らはどこへも行けるはずさ …

  • natsume – 荒川ケンタウロス

    階段を飛ばして一つずつ飛ばして降りてくるのは 夏の足音振り返る僕らと言葉交わしたのは本当なんだ 信じられるかな 太陽に焼かれて焦がれる肌燃えるように流れた宵の花火少しだけ振り返ったのは今、夏の声が聞こえたから 工場の近くの細い細い小道誰も見えない 夏の姿を僕らは一度だけ偶然一度だけあの場所にはもう二度と行けないまま 陽炎に揺られて見えなくなる群青の空に浮かぶ三角少しだけ振り返ったのは今、夏の声が聞…

  • セカンドステージ – 荒川ケンタウロス

    旅人たちの疲れを癒していつも同じような笑顔を見せていたねここに住んだって僕はかまわないさ本当なのって君が言うから 埃まみれだったこのピアノには数え切れない思い出たち君のその指でよみがえらせてくれ演奏はどんどん強くなる 会えなくて いつしか忘れてしまう悲しい生き物です 僕たちが空を仰いだら無数の星が見てるよ君なら何思うだろうこんなゆるやかな世界 会えなくて いつしか忘れてそれも悪くないものです 流れ…

Back to top button