やがてぼくらは歩きだそうとしている
そんな瞬間も 他愛ない吐息も
見たことのない速さで消えてく
臆病な猫にそっと語りかけてみる
かなわない願い 錆びたネジとオイルが
いつも手の中で 輝いてた事
なにもかもがほら驚きに満ちあふれてる
もうすぐ もうすぐ 眠りから覚めてく
WOO コップの水の中の太陽
WOO この七色の街を見下ろして
WOO きみとぼくのこれからについて考えてごらんよ
ふいに世界が長い夜をむかえても
ぼくのことずっと そのほんの一言を
忘れないでいてくれたらうれしい
大抵の痛みを踏みしめてきたこのブーツを
抱きしめ 抱きしめ 埃だらけのまま
WOO ぼくらについて本をまとめよう
WOO ふたりだけの孤独とさよならを
WOO コップの水の中に浮かべて
WOO Sail Away Sail Away Sail Away Sail Away Sail Away
WOO きみとぼくのこれからについて考えてごらんよ
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うたかた – 川村結花 走って走って息を切らして やっとたどりついた腕の中で望んで望んで明日を忘れて なけなしの夜を使い果たしてはっきり確かめてしまってた 永遠なんかないこと理解しなく
冬が来た – 川村結花 地下鉄の階段上ったら午後4時半 もう陽が落ちてた交差点ぎわ 信号機がぼんやりかすんで立ってた自動販売機の缶コーヒーいつのまにか あったかくなってた去年と同じ あ
わかり合えなくてもいい – 川村結花 やっぱりキョーミ持てないの棚に並んだビデオや 寝起きにかける あの歌やあんまりあなた いつだって熱を込めて 話すから それでも うなづいてはいたけどこんなふうで
ときにはあなたが – 川村結花 やっと越えたはずの 悲しみがまた 訪れたみたいうつむくあなたの横顔 淋しげな影を映す走り続けてきた道のりを いつか振り返るとききっと気づくはず あなたはあなたが
恋はちから – 川村結花 今まで きいたことなんかなかった歌を聴くとき今まで 考えたこともなかったこと考えるいつもは 通り過ぎてたジャンルのコーナーにふと目がいくあなたに もしも出会わず
わたしを越えて – 川村結花 耳の痛くなるようなそんな話ばかりやっと会えた週末繰り返すあなたに聞こえないフリのまま缶ジュース飲んでたけどごめんねと胸の中そっと つぶやいてたミラーに映った目が
最後のとりで – 川村結花 ウケをねらったいつもの 冗談と思ったまさかこの私より 先に嫁(ゆ)くなんて卒業レポートも 誰より遅れたじゃない不安なときにはいつも ホッとさせてくれてたのにあな
どこにいても誰といても – 川村結花 会わなくなってから 半年が過ぎて時々の電話で 話すだけでもこんなふうに 弱い心でいるときあなたはいつも口に出せない 淋しさに気付いてくれるのそしてどこにいても
泣きたくならないように – 川村結花 たとえば小さなワガママも 決してきいてはくれなかった突然不機嫌になって 黙りこんだこともあった駄目になってきっと良かったと 友達に云われるそのたびに最初から合わ
未来の約束 – 川村結花 こんなにあっけない 終わり方するなんて悩み続けた日々が嘘のように もう 涙も出ないいつものいさかいと 違うこと感じてた このまま 言葉をかさねても空しいだけと
エチュード – 川村結花 いつのまにか風は 次の季節を連れて新しい人波が 町に溢れだして持ち帰る場所のない 一日をつめこんだひとりぶんの荷物の 重さをたしかめてるあなたじゃない誰かと笑う
だんだんだめになっていく – 川村結花 やっと越した南向きの5階の角部屋も昼間仕事じゃあんま意味もない冬の夕陽だけワンルームを斜めに横切って玄関の赤いピンヒールまで伸びてる1枚2枚3枚って田舎から届く
あいのかたち – 川村結花 絡まった糸が今日もループして あなたの瞳を曇らせてる全部ほどくには あとどのくらいの時間と傷みが必要だろう側にいる事で 癒そうとする事で あなたが今より壊れてし
Doors – 川村結花 さよならよりもしめつけるものは いつかは忘れてしまうと知ってること両手を息であたためるようなふりして 泣かないように見上げた空がオレンジに染まってく 風はまだ冷
全身鏡 – 川村結花 一年前には着れなかったラインの服が着れるようになったからってやっぱり私 変われてないこの目があなたを 追いかけはじめたあの時から全身鏡を眺める夜 くりかえして
Lush Life – 川村結花 差し出されたチラシを無視する事に抵抗も無くなって盗られる方が悪いなんて常識がいつか身について誰かがまたイタミをひとつ 道端に落として行った声を聞かせて 黒い雲に
1999 – 川村結花 すべてを知ろうとし始めてから なんかどっか変になって来てるのかなふりかざすための能書きさえも もうどこにも見当たらない特殊ガラスの向こう側には あきらめきれない
空が空 – 川村結花 あなたはわたしをやわらかくする君が何かを成し遂げたから君をあいしているんじゃない何にもなれないと 何故かなしむの何かにならなきゃ 何故いけないのいつも 忘れない
バナナ – 川村結花 僕が君を大好きな理由は 条件なんかとは無関係どうしてバナナが好きかなんて 分からないのとかなり近いこと何かといちいち評価したがる世の中でがんばる君が好き がんば