川村結花

  • 歌なんて – 川村結花

    信じられないかなしみに ある日 とつぜんに出会った信じつづけてきたもの ひび割れて 粉々に壊れた 歌なんて 歌なんて なんの役に立つものか この夜を越えて行きなさい この川を渡って行きなさい信じつづけてきたのは あぶくみたいな まやかしのそんな言葉 歌なんて 歌なんて なんの役に立つものか歌なんて 歌なんて ただの絵空事じゃないか 一年二年 いつか三年 どれくらい涙をながしても涙は涙のまんまで 光…

  • Otoshimono – 川村結花

    落としてきたココロひとつ あの日から あの日から思い出したイタミひとつ あの町で あの道で わたしは大丈夫 大丈夫 ひとりで大丈夫 大丈夫嘘をつきながら ホントになるのが怖かった 夏が近い ぬるい風 わたしは今日も 生きている 追い越してった背中ひとつ いつからか どこからか入れ替わった足取りは 戻らない 戻せない わたしは大丈夫 大丈夫 ひとりで大丈夫 大丈夫いっしゅん覗いた ホッとしたカオが痛…

  • SLOW TRAIN – 川村結花

    遠く遠くどこまでも ゆっくりゆられて行こうかなしい歌は似合わない 僕らきっとまた会える 次の駅に着いたら 別の列車に乗るとしよう迷いを踏みつぶして行く日々に すこし疲れた 今は色褪せた町の風景も いつか宝物に生まれ変わるよ 遠く遠くどこまでも ゆっくりゆられて行こうかなしい歌は似合わない 僕らきっとまた会える 君が伝えたかったこと 今はわかる気がするよ答はいつも サヨナラが教えてくれるね 君がくれ…

  • 星になるまで – 川村結花

    もう 行かなくちゃ 行かなくちゃどうしてか わからない わからないけど ひとつだけ わかること僕たちは いつもさよならを かかえて生きてる 君が今日何度ぐらい 涙をこらえたのか僕にはわかるよ ちゃんと 僕も同じだから 同じだから その風は僕だ その雨は僕だその歌は僕だ 君に振りそそいでいる遠くに行ったんじゃないよ 遠くには行ってないよ僕はまだ 星になんてなれないよ ならないよ ねえ 約束を守れなく…

  • ランプ – 川村結花

    いつからかわたしは 凍えそうな空の下消えない灯りを見つけた 消えない灯りはいつか 冬を全部飲み込んで季節のない世界を広げた どこまでも続く 真昼間の中でわたしはただ 夕焼けが見たかった ぬくもりはやがて 慣れてしまうことでそれはもう ぬくもりじゃなかった ぬくもりじゃなかった 記憶の丘をさまよって カケラを拾い集めてつなげた輝きは続かず 強い雷鳴さえも いつかは通り過ぎるなら答はひとつしかないらし…

  • 虹 – 川村結花

    なにが足りないんだろう 誰がいけないんだろう考えているうちに どこまでもちっちゃくなって 誰にも会いたくなくなったよ いなくなればいいのに どいてくれればいいのに考えているうちに どこまでも汚くなって 誰にも会いたくなくなったよ もう全部やめてしまえたらいいけどそう全部わかってわかってるんだけど カサは役に立たない 風は当分止まない意味があるとは思えない 信号はなかなか変わらないどんどん増えて行く…

  • 救急箱 – 川村結花

    君が傷みをこらえてる時は いつも決まって言う言葉があるね口をぎゅっと固く結んで うなずきながら「大丈夫 大丈夫」 ねえ 笑わせてなんてくれなくていいんだ僕は 途中で席を立ったりなんてしないよ 時には全部寄りかかって 僕に寄りかかっておいでよがんばれなんて言わないから僕の救急箱は そんなに大きくないけどいつもここに用意してあるんだねえ大丈夫 ねえ大丈夫だよ 頬を切るような冷たい風が いつか僕らを大人…

  • ココロのフタ – 川村結花

    ココロにフタをしようとしたら 涙が出そうになったからムリをするのをやめようとしたら もっと泣きたくなった 夕暮れ過ぎ 忙しい町 もう一日 やっとの一日深く息を吸い込んだ 思い出さないように ねえ どんな言葉にしたら どんな服を着てたらどんな どんなわたしになれば あいしてくれるのわからなくちゃ わからなくちゃね もう ココロのフタがはずれた音 あのとき聞こえてしまった気付かないフリしてくれたあなた…

  • Moonlight magic – 川村結花

    目を閉じて風を見つめているの合わせた背中が会話を消したまま 今 僕に必要なものはなにyesもnoもなく君は手を握った 時計をなくした僕らは長い夜に迷い思い出を月に話そう ひとつひとつ帰り道を照らす Moonlight magic 涙も君を知るために必要だから零れ落ちた言葉をつないでAlways love you 笑顔も抱きしめる胸が必要だから瞳に映った月のあかりを重ねよう 雲の中 月が隠れるように…

  • コイシイヒト – 川村結花

    逢いたくて逢えなくて 何度も受話器を置いた永遠に永遠に この胸の中 交差点の向こうに あなたの顔見つけた変わらないその瞳 一瞬時が止まる恋人でいるよりも 友達として側で笑いあえてるだけで いつもそれでよかった もしあの日 ああその想いあの人に伝えたら 何が変わっていたの? ものすごくものすごく 恋しい人の名前は永遠に永遠に この胸の中 交わした言葉の数 ひとつひとつ浮かべた臆病な私へと そっとさよ…

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