あこがれの場所までまだ遠く
長くわだちが続いてる
ときおり吹く砂まじりの風に
細い影が揺さぶられる
あの日の友の呼び声が
聞こえては消えてゆく
遠い昔に交わした約束を
心の隅に置いたまま
過ぎて行くありふれた日常の
ささいなことを気にしている
振り返って目をこらしても
ここからは遠すぎて
流れてく雲の途切れた先に
ずっと消えずあの星があるなら
その果てに夢を見続けること
僕はまだ出来るのだろうか
錆びついて誰も乗ることのない
車の横を通り過ぎる
いくつかの叶わぬ願いが
ぼんやりとなびいてる
いつかどこかで僕が疲れ果てて
一人立ち尽くしてしまった時に
何に思いをゆだねればいいのか
今は分からないけど
流れてく雲が途切れた先に
ずっと消えずあの星はあるから
その果てに夢を描き続けて
僕はまた歩き始める
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