夜ハ短シ
灯台にて – 夜ハ短シ
失くしてしまったようで
探し続けているけど
ずっとここにあったなんて
可笑しいね
憧れはいつでも
そのままで美しいのに
近づくたび悲しくなるなんて
可笑しいね
形はない
理由もない
花は咲いて
ただ揺れている
名前のない風を見つけて
小さく手を振ってみたけど
本当は名前があるものさ
知らぬだけ
何も教えてはくれない
言葉は意味を持たない
そっと寄り添うように
見てるだけ
形はない
理由もない
胸をよぎる
遠い記憶だけ
ただ揺れている
失くしてしまったようで
探し続けているけど
ずっとここにあったなんて
可笑しいね
憧れはいつでも
そのままで美しいのに
近づくたび悲しくなるなんて
可笑しいね
形はない
理由もない
花は咲いて
ただ揺れている
名前のない風を見つけて
小さく手を振ってみたけど
本当は名前があるものさ
知らぬだけ
何も教えてはくれない
言葉は意味を持たない
そっと寄り添うように
見てるだけ
形はない
理由もない
胸をよぎる
遠い記憶だけ
ただ揺れている
何をすればいいのかなんて何処に行けばたどり着けるかなんて動き出した列車の窓に映り込んだ景色はいつも通りだよやさしさについて考えてる夜明けをイメージするように悲し
夢だ夢だ 目覚ましが鳴っているそうさ 夢はみんな夢なんだだけど今日も 夢をみるんだろうなそうさ 夢は誰もがみるものさ曖昧になってゆく気持ちを 今夜人々はみな 胸
上り坂をのぼりきって下り坂を転げ落ちて水溜まりにはまったり気軽に笑ってみたり君は何処からやって来たの?ここから何処へ向かうの?すれ違うその姿はいつかの僕によく似
もう戻らない暮らしの隙間から手を振るあなたを見た何か喋っているのだけどついに声は聞こえないあぁ 帰ろうあたたかい家に帰ろう誰にも言わず心の奥にしまったままいつか
つかの間の夢を見ているだけだよでもすべては君のために用意されていたもの可能性は降りそそいでいるいま この瞬間を奇跡と呼ばずにいったい何を奇跡と呼べばいいの君がこ
踊る人 うたう人 寡黙な人泣いてしまった人 いつも忙しい人歩く人 走る人 怒る人 怒られる人強い人 弱い人おもちゃ箱を覗き込んだら本当は宝石箱だったんだいろんな
あなたが秘密の言葉を言ったその日まるで蠢くように夜はうたったあなたは何か悟りを得たように穏やかな顔強い風が吹き 空は輝いていたまるで何かを知っているように 輝い
ずいぶん長いこと 布団に潜っていた僕は君からのメールで ゆっくり這い出した冬の終わり玄関のドアノブにかけられた紙袋にはドーナツとコーヒーとそれからミルクチョコレ
始めから 行き先なんてありそうでないもの きっとそうだろ心から知りたいことはいつも いつまでも 風の中どれだけ歳をとっても変わらずにいられるかないたいもんだな大