希美まゆ
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ラブレター – 希美まゆ
もう、どうすることもできないよ、君を好きなこの気持ち 夜中の3時‥‥もう眠っているかな朝靄に空気が冷たくて、今にも降り出しそうな雨 君を好きな気持ちいっそのこと今ここで吐き出してしまいたくて、それが出来たらどれだけ救われるだろう この思い伝えたくて言葉に 出来なくて、紙に書いてまた消して今日も思い続ける、あぁ、どうしようもないよ、伝えたらどうなるだろう また眠れない‥‥僕は考えるんだいつも心が張り…
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声 – 希美まゆ
強がりの日々 積み重ねてるまだ満たされず まだ止まれない 変えられないよ 逃げたくないよ後悔だけで まだ止まれない いつの日か 伝えたい 間違えていてもいいから言い訳と 強がりは 流されてもかまわない 変わらない日々 繰り返してるもう前だけを 変えていくのさ いつの日か 伝えたい 情けなさも寂しさもこの声が 繋がって 誰か受け取るその日まで いつの日か 伝えたい 間違えていてもいいから言い訳と 強…
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魔術師の歌劇場 – 希美まゆ
遠い遠い街の古ぼけた劇場に一人迷い込んだ少女は魔術師(マジシャン)に出逢った 彼女は唄うたい魔術師(マジシャン)は 素敵な音楽家(ミュージシャン)それは満月が気紛れに仕掛けた罠 「僕の舞台(ステージ)で唄って」五線譜の招待場(invitation)記された旋律は叶わぬ恋への扉 あの娘は魔法の楽譜(スコア)を開く魔術師(マジシャン)の指揮棒(バトン)が踊るそれは知らない 歌劇(オペラ)の序曲(ove…
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その花ちぎれば – 希美まゆ
誰そ彼(たそがれ)郭を包むは闇今宵も蕾はほどけて その花は手にとれば袖さへ匂ふと申します 吉原 門をくぐればそこは愚かな夢の街一夜(ひとよ)きりの女郎花(をみなえし)貴方の上で咲きましょう 面影重ねているのは誰朝焼け来るまで忘れて 風切り羽(かざきりば)切られても空を忘れない籠の鳥 千切れて痛む心も契れば甘く痺れた一夜の嘘ならせめて可愛い声で啼かせて 吉原 門をくぐれば「またね」だなんて世迷い言ど…
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ひかり – 希美まゆ
たった一個のひかりたった一個の希望それだけで 甘いものなんて 食べたく無かったのになんか買っちゃったんだよね 君が好きだった お菓子やジュース何故かいつも選んじゃう 今日も忙しいかな 今日も頑張ってるかな想いを打ち込んでは 辞めるだけど突然鳴った携帯に君かな?なんて期待するよ たった一個のひかりたった一個の希望それだけで沢山のやな事が無しになってしまうよ悲しみも、淋しさも全部、全部、今日の為にあっ…
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starlit sky – 希美まゆ
そばにいることで僕らはきっと強くもなり 弱くもなる今という時に満たされなくてだから星がきれいな夜ほどせつなくなるんだろう 「見てみろよ星が綺麗だから」声も聴けないもどかしさで今夜もきっと眠れないだろう流れる星を探しながら もう少し素直に もう少し単純に愛を伝えられる僕なら良かったのに ただ君を抱きしめれば良かった出会った頃にもしも戻れるのなら恋心いつまでも胸の中だから星がきれいな夜ほどせつなくなる…
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追憶 – 希美まゆ
風になびいてる私のシャツひとりぼっちで海岸通りの車の音虚しく響くよ 二人の洗濯物がベランダでいつも揺れてた抱きしめたあなたの香り憶えている 今でも強く はじめからずっと分かっていたあなたという人が世界中どこを探しても代わりのいない人だってことどうしようもなく好きだったこと 「今だったらきっと」同じセリフ呟いて「あなたの全て信じられる」戻せない時間 あの頃の私の目には笑顔さえ嘘っぽく見えた存在もして…