君が指につけた薬の匂い
それがたまに無性にかぎたくなる
家を探し 焦げたパンの香り
眠気が襲う春の兆し
僕は空になった頭を捨てるために
お湯を沸かしコーヒーをいれる
ブラックはまだ僕には早い
青さが口に残るお年
上辺な僕らが あやまち起こしても
戻れない場所はない
踵を上げたなら 嘘はない
薄目が丁度いいんだ よく見える
全ては不透明な蓋をするだけ
身勝手なままに恋もしたい
青さが胸に残るお年
くだらない僕らが 涙を落としても
乾かない場所はない 上着を捨てたなら
上辺な僕らが あやまち起こしても
戻れない場所はない
踵を上げたなら 嘘はない
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一直線に駆けていく 甲羅も脱ぎ捨てる臆病なハートも燃える 君が世界を支配する終わりのない闇の迷路も 軽々 越えて行けます君に会いにいくから こっち向いて壊れちゃ
夜の隙間でかくれんぼしてた僕は「まだかよ」って 愚痴を漏らして飽きていたんだ 早く探してオニさん こちらよ誰の話し声も聞こえず くたびれ僕は外へ飛び出たそして
ひとりごとをつぶやいてポツリ涙が出てきたよ君がここにいないことを僕は未だに信じられない思い出せないことはなくて無駄に楽しいことばかりでこんなことじゃ一つぐらいケ
今日もこんな感じで終わってく 大体予想は出来ていて特別なことは何一つ望んじゃいないけどでも 少しだけ ほんの少しだけ 幸せを感じられたならそれだけで今を愛せる気
出来損ないの僕らを過ちの中に捨てる憧れや憂いの文句もそこに抱きながら突き刺さる日々の猛威もなけなしの勇気で捨てるその残骸に触れた影をここに抱きながら背伸びをして
いつか君と隣どうし ベンチで話してたこと 思い出すことにするよそれは昨日のように 夢のようになって途切れながら 続いてく 星のメモリーこれまでのこと 思い返して
そのために僕は何を捨てて 拾い集めていけばいいの君への想いと不安が相乗 すき間を埋めていく通り雨一人より楽なものはない一人より寂しいものもないそれに僕は気づいて
砂場で拾った赤いシャベルで君のカナシミをすくってあげたいなつないだこの手がほどけないように結び目にかけた おまじないを君は嬉しそうに見ていたでも もうすぐバスが
右のコンタクト外し ぼやけた世界にこのまま生きてく自信の程はどうだい昨日君が描いた夢を受け取って希望乗せてみても僕に出来ることは嘘と気休めなんだよそれは君も言わ
君が泣いた 夢で泣いた思わず僕も飛び起きたそして なぜか寂しくなってそのまま僕は電話した君は少し寝ぼけた声で「バカな人ね」と呟いたそして 僕はそれを聞いて「何で
人と話すたび 僕は大事なことを言いそびれてしまったよそんな気がしているからこそ 君にはちゃんと話したいんです言葉にすると言えなかったり 気持ちを前に弱音吐いたり
あの娘はスカートを穿いて デタラメなステップを踏む「踊りませんか?」と笑って おかしげな歌で誘っている赤い靴がどこにだって 連れていってくれるからブリキの木こり
あぁ 息を切らしながら登る坂をいくつも越えた先に君がいる雨の降りそうな空模様 思えば傘を置き忘れたよ まずいな空き缶 蹴飛ばし遊ぶ子どもそれを隣で笑う子どもを見
傘を差してた 僕は塞いでる穴を探しては夢を隠すイヌ吠えてばかりさ 餌を待ってる土の中 色褪せた ドクロが光ってる今 蘇る 僕が捨てた世界 君が拾ったの? 名前も
君がイヌで僕がそれを眺めるミツバチ 違うな僕がウサギで君は夕暮れに飛び回るコウモリだよいつから僕はこんな毎日と追いかけっこしているどんなに速く走ってもカメでも一
忘れてく毎日 ここに居場所はない慣れてく不安も 目には見えないほど大きくなって まるでお化けみたい追われているんだ すぐに君に会いたい真夜中ブランコで話せないか
消えたりしないでよ視界には映らないほど 小さな光だよ夢から覚めても わずかに残ってるそれが夢虫なんだろう左の耳から 流れていく音羽をバタつかせ 姿を見せない眠り
いつものベルで飛び起きた午後 風の切ない子守唄錆びた空っぽの心を照らす 無邪気な笑顔くれないか今日をなくしたら明日は何処へフワフワ飛んで行くのだろうそれがここよ
いつもの癖で僕は 早起きしてる朝に花を見つけた いつだっけな 君がどこかで買ったものさ今日も君と笑えない ケンカばかりしちゃうのは錆びて動かない観覧車の前で君だ
小雨が降り出した 野良猫も逃げてった君はただデタラメな 鼻歌を口ずさんでた想像が膨らめば 永遠だってあるんだ今なら飛べそうな気がしてる夜なんだ二人で駆け出した