Any

キャラウェイの丘 – Any

あぁ 息を切らしながら登る坂を
いくつも越えた先に君がいる
雨の降りそうな空模様 思えば
傘を置き忘れたよ まずいな

空き缶 蹴飛ばし遊ぶ子ども
それを隣で笑う子どもを見て

なにがおかしくてそんな風に笑うの
僕は思い出そうとしても思い出せない

あぁ 君が待ってる場所まで着いても
誰もそこには居ない おかしいな
雨も降り始めて僕は雨宿り
少し濡れたTシャツが寒い

夜が近づき 鐘が鳴る
ひとりたたずみ 悪くないと思ったり

これがおかしくてケラケラ笑うよ
僕は君を待つことすら忘れていた

僕は目を覚まし 雨は止んでいる
濡れたTシャツも乾いて 僕の隣で
傘を差したまま 君は寝ぼけ眼で
「おはよう」って気の抜けたことを言ってたんだ

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落雷 – Any

一直線に駆けていく 甲羅も脱ぎ捨てる臆病なハートも燃える 君が世界を支配する終わりのない闇の迷路も 軽々 越えて行けます君に会いにいくから こっち向いて壊れちゃ

夕暮れハーモニカ – Any

夜の隙間でかくれんぼしてた僕は「まだかよ」って 愚痴を漏らして飽きていたんだ 早く探してオニさん こちらよ誰の話し声も聞こえず くたびれ僕は外へ飛び出たそして 

彼女と箱のワルツ – Any

ひとりごとをつぶやいてポツリ涙が出てきたよ君がここにいないことを僕は未だに信じられない思い出せないことはなくて無駄に楽しいことばかりでこんなことじゃ一つぐらいケ

P.S. – Any

今日もこんな感じで終わってく 大体予想は出来ていて特別なことは何一つ望んじゃいないけどでも 少しだけ ほんの少しだけ 幸せを感じられたならそれだけで今を愛せる気

rebel – Any

出来損ないの僕らを過ちの中に捨てる憧れや憂いの文句もそこに抱きながら突き刺さる日々の猛威もなけなしの勇気で捨てるその残骸に触れた影をここに抱きながら背伸びをして

星の記憶 – Any

いつか君と隣どうし ベンチで話してたこと 思い出すことにするよそれは昨日のように 夢のようになって途切れながら 続いてく 星のメモリーこれまでのこと 思い返して

カナリア – Any

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episode#1 – Any

砂場で拾った赤いシャベルで君のカナシミをすくってあげたいなつないだこの手がほどけないように結び目にかけた おまじないを君は嬉しそうに見ていたでも もうすぐバスが

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右のコンタクト外し ぼやけた世界にこのまま生きてく自信の程はどうだい昨日君が描いた夢を受け取って希望乗せてみても僕に出来ることは嘘と気休めなんだよそれは君も言わ

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君が泣いた 夢で泣いた思わず僕も飛び起きたそして なぜか寂しくなってそのまま僕は電話した君は少し寝ぼけた声で「バカな人ね」と呟いたそして 僕はそれを聞いて「何で

からんころん – Any

君が指につけた薬の匂いそれがたまに無性にかぎたくなる家を探し 焦げたパンの香り眠気が襲う春の兆し僕は空になった頭を捨てるためにお湯を沸かしコーヒーをいれるブラッ

キャッチボール – Any

人と話すたび 僕は大事なことを言いそびれてしまったよそんな気がしているからこそ 君にはちゃんと話したいんです言葉にすると言えなかったり 気持ちを前に弱音吐いたり

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あの娘はスカートを穿いて デタラメなステップを踏む「踊りませんか?」と笑って おかしげな歌で誘っている赤い靴がどこにだって 連れていってくれるからブリキの木こり

ビー玉 – Any

傘を差してた 僕は塞いでる穴を探しては夢を隠すイヌ吠えてばかりさ 餌を待ってる土の中 色褪せた ドクロが光ってる今 蘇る 僕が捨てた世界 君が拾ったの? 名前も

マーチ – Any

君がイヌで僕がそれを眺めるミツバチ 違うな僕がウサギで君は夕暮れに飛び回るコウモリだよいつから僕はこんな毎日と追いかけっこしているどんなに速く走ってもカメでも一

アイデンティティ – Any

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夢虫 – Any

消えたりしないでよ視界には映らないほど 小さな光だよ夢から覚めても わずかに残ってるそれが夢虫なんだろう左の耳から 流れていく音羽をバタつかせ 姿を見せない眠り

優しい人 – Any

いつものベルで飛び起きた午後 風の切ない子守唄錆びた空っぽの心を照らす 無邪気な笑顔くれないか今日をなくしたら明日は何処へフワフワ飛んで行くのだろうそれがここよ

アネモネ – Any

いつもの癖で僕は 早起きしてる朝に花を見つけた いつだっけな 君がどこかで買ったものさ今日も君と笑えない ケンカばかりしちゃうのは錆びて動かない観覧車の前で君だ

雨のパレード – Any

小雨が降り出した 野良猫も逃げてった君はただデタラメな 鼻歌を口ずさんでた想像が膨らめば 永遠だってあるんだ今なら飛べそうな気がしてる夜なんだ二人で駆け出した 

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