私たちはハミングで、
はたまた、初夏の幽光で、
時には冬の無垢なえくぼだったりして、
そうやって、とりとめのない子供だったのです。
生まれ変わるとしたら
花以外でお願いします。
来世のあなたは花。
会いにゆける足が要るのです。
甘ったるい睫毛すら光を拾って燦々と。
今日はあなたの話だけをたくさんして。
終わりかけのライターみたい。
火花だけが瞬く。スパークルさえ急く。
「美しさだけが取り柄」だなんて言わないで。
ちぎれそうな縁を縒り、祈る。
ゆっくりしていけばいいのにね。
話しかけようとすると
なぜか歌ってしまうのです。
だって耳はあるでしょう。
多くの花がそうであるように。
思い出すたび、徐々に
思い出せないものが増える。
私の引き出しからも、
ひらりと身軽に抜け出すのね。
目を離すと枯れるくせ、見つめてやると照れるのか。
天国を信じる理由は、あなたで十分です。
癒えない瑕疵は、掻い撫でるだけで広がる。
言えない歌詞になる。
あれ?これ何の香りだっけ。
そっか。そこに居たのね。
切り花に憧れたのね。
私のために化けて、
一緒に燃えてくれる気なのね。
私が花を好きな理由。
気ままで、愛され方を知っているとこ。
私が花を好きな理由。
ふらっと、どっかへ行けてしまえるとこ。
私が花を好きな理由。
口がないのに口下手とわかるとこ。
私があなたを好きな理由。
そんな花の姿に、どこか似ているとこ。
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