「僕らひとつの歌になれ」
私は地球のひとりの歌姫
またたきの合間に
生まれては消える
もしも生きた証を
ひとつ残すなら
どんな日々を切り取り
閉じこめようか
写真や映画
あるいは手帳の端か
時をかける手紙を綴るように
色褪せていく記憶のなかで
変わらず光る歌がある
私は地球のひとりの歌姫
またたきの合間に
生まれては消える
刹那の光と嗤われたとしても
果てなき夢を抱け
夜空へ
宇宙船からこぼれた涙一粒
無重力を漂いどこへ向かうだろう
銀河を抜けて飽くなき旅をするのか
そうであるなら私も空へ泣こうか
長い夜に独りぼっちと
ぽつりと思うときこそ
あなたは地球のひとつの唄声
喜びも怒りも涙もこの瞬間も
無駄だと思えた物語も全て
命のレコードになる
Wow wow …
私は地球のひとりの歌姫
百年も生きれぬ儚き灯火
それでもあなたの光でいたくて
果てなき夢を歌おう
夜空へ
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