帰り道と共に覚えていて たとえお前が忘れていても
春の息吹と夏の陽射し 俺達は生きて来た 足跡残して
長い長い この畦道行けば 辿り着けると
遠い遠い お前が追い求めた 輝きの街
泥だらけの靴が嫌いで 虫の声に耳を塞いで
目を瞑れば四角い空を 憧れの姿を
帰り道と共に覚えていて たとえ俺を忘れていても
巡り合う季節を抱いて お前と根差した希望の苗
一言好きだと伝えていたら ここで暮らしてくれたろうか
いくつもの分かれ道抜けて 俺達、歩いて来た 足跡残して
淡い淡い お前が駆けて来る 朝もやの幻
北風に髪をなびかせて 眼差しは南を捉えて
夢を掴む為にその手は この手から離れた
帰り道と共に思い出して たとえ心を見失っても
秋の実りと冬の星座 お前が咲かせた温もり達
一言好きだと伝えていても 繋ぐ事など出来なかったろう
いくつもの可能性の中 俺達は生きて来た
旅立ちの言葉 今思い出している ならば伝え切れば良かった
赤い笑顔と白い涙 お前が残した未来の種
何度でも元気かと叫びたい 心配無いと叫んでくれ
それぞれの命を抱いて 俺達は生きて行く 足跡残して
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