鏡五郎

天野屋利兵衛 – 鏡五郎

男同士の 約束ごとは
髪に書かずに 腹に書く
ご恩ある身の 大石様の
隠しことなら 頼みなら
口が裂けても 漏らしゃせぬ
天野屋利兵衛は 男でござる

ここで一言 漏らしたならば
赤穂浪士の皆々様の
長の苦労が 水の泡
吉良の屋敷へ 討入り道具
妻子に類が 及ぼとままよ
知らぬ存ぜぬ 押し通す
命 命捨て身の 天野屋利兵衛

(セリフ)「えゝ! 去る十五日未明 大石内蔵助様を始め赤穂浪士の方々が
吉良様のお屋敷に討入り。見事にご本懐を遂げられた…と。
ご奉行様、それは真実にござりまするか…。
ああ 有難や これで天野屋の浮き世の義理と男の意地が立ちました。
今となれば隠しごとの何もかも 何もかも包み隠さず申し上げます。」

受けた情けは この世で返す
借りちゃおけない あの世まで
儲けご破算 算盤捨てた
刀 差さない 商人の
これがせめての お助太刀
天野屋利兵衛は 男でござる

(セリフ)「見込んだりやな内蔵助 見込まれたりや天野屋利兵衛」

人気の新着歌詞

うちの女房 – 鏡五郎

女将さん うれしいよ燗の地酒に 風呂吹きかぶら久しぶりだよ 我が家の気分こんな夜は 想い出す一ツ違いの姉さん女房(にょうぼう)できたヤツだった あゝうちの女房今

水たまり – 鏡五郎

いっそ泣けたら どんなにいいか泣けぬ辛さの 水たまり風の路地裏 居酒屋は遠い故郷の 蝉しぐれ……男って奴は酒に涙を 捨てるのさ惚れていりゃこそ 惚れたと言えぬ言

大前田英五郎 – 鏡五郎

馬鹿な片意地 互いに張ってなんで大事な 命を捨てる野暮な喧嘩を 度胸で分けて顔で治める 男伊達生まれ上州 生まれ上州 大前田「意地だ 義理だと角突き合わせて親か

男ごころ – 鏡五郎

おまえの笑顔を 見ているだけでこんなに安らぐ 男のこころ逢えてよかった やさしい女(ひと)に俺の…俺の…宝だよついて来てくれ 惚れた女はおまえだけ誰でもひとりじ

夫婦劇場 – 鏡五郎

俺に甲斐性が あったならとおに倖せ やれたろに夫婦劇場 ないないづくし着のみ着のまま つれ添っていくつ越えたか 苦労坂愚痴のひとつも こぼさずに他人は他人だとつ

お前を離さない – 鏡五郎

明日(あす)にはぐれた 男の涙泣いて叱って くれた奴誰も他人の この街で惚れたおんなは お前がひとり離さない… 離さない…強く抱きしめ お前を離さない苦労なんか

大石内蔵助 – 鏡五郎

松の廊下の 刃傷(にんじょう)を国へ知らせる 早飛脚(はやびきゃく)殿に殉(じゅん)じて 切腹か城を渡して 浪(ろう)の身か揺れる家中(かちゅう)を 前にしてひ

浅野内匠頭 – 鏡五郎

叶うものなら もうひと太刀を斬って捨てたや 吉良殿を勅使饗応の 大役捨てて松の廊下を 血で染める積る恨みの 意趣返(いしゅがえ)し「重ねて申す 梶川殿 乱心では

竜になれ – 鏡五郎

空へ伸びずに 地面を這って風に耐えてる 松もある生きる凛凛(りり)しさ 心に沁(し)みるここが我慢と 唇噛んで松に男の 竜を見る星を掴(つか)みに 来たこの山で

玄海あばれ太鼓 – 鏡五郎

寄せる荒波 玄海灘にドドンと響くぜ 太鼓のようにやるぞ やるとも やらなけりゃこの世に生まれた 甲斐がない男 男いのちのソレキタ ドッコイ 暴れ打ち酒と喧嘩は 

これから小唄 – 鏡五郎

花の昭和に 産声(うぶごえ)あげて一生懸命 生きてきた若い者には 負けたりしない夢を咲かそう 何度でも心うきうき まだまだ元気これから小唄で シャシャントネシャ

雪桜 – 鏡五郎

情けの糸は むすべてもたぐれば切れる 縁(えにし)の糸よ好きで添えない おまえとふたりしんしん しんみり わかれ酒燃えて燃えて散れ散れ あゝ 雪桜灯りを消して 

なみだ川 – 鏡五郎

川面に揺れる かがり火は女心の 残り火かこれが最後の 恋一夜(ひとよ)たとえ死んでも 忘れない鵜飼(うかい)い木曾川 なみだ川枕の下の せせらぎを聞いて眠れぬ 

忠臣蔵・片岡源五右衛門 – 鏡五郎

春に背いて 散り急ぐ花は赤穂の 若桜殿の無念を 知りながら尽くす手立ても ないままに送るつらさに 送るつらさに男・源五の 口惜し泣き「片岡源五右衛門 お側にお仕

忠臣蔵・堀部安兵衛 – 鏡五郎

「ウィ…ああ 酔うた 酔うた。 これは叔父上からのお手紙か。何々 本十一日巳之(みの)下刻(げこく) 高田の馬場にて 村上庄左衛門と果し合い 何とぞご助勢(じょ

淡雪の橋 – 鏡五郎

紙縒(こより)で作った 指輪だけれど女にゃうれしい くすり指雪よ降れ降れ 帰れぬほどに……明日(あす)は二人じゃ 渡れない宿の前には 淡雪の橋付けてはいけない 

清水の次郎長 – 鏡五郎

富士を背にして 清水を起てばひとり残した お蝶に詫びる三保の松原 潮風吹けば草鞋(わらじ)に砂の 駿河湾時雨街道 旅すがた[台詞]「大政、仕度はいいか?お蝶、船

惚れて道づれ – 鏡五郎

おまえと歩いた 人生は晴れの日ばかりじゃ なかったな苦労つづきの 山坂だけどおまえのやさしさ その笑顔あれば明日(あした)に 歩いてゆける惚れて道づれ おまえと

津軽夫婦節 – 鏡五郎

苦労くの字も おまえといればぴんと伸びるさ 一(いち)の字にお岩木山まで 届けとばかり叩く三味の音(ね) 雪に舞う今日の舞台は 五所川原あいやあいやの 夫婦節外

黒髪しぐれ – 鏡五郎

忍ぶ恋でも 情炎(いのち)が燃えりゃ蛇の目を斜めに 隠れ茶屋おんな…切(せつ)なや 黒髪しぐれあなた待つ夜の 宵化粧窓の下には 貴(き)船川(ぶねがわ)膝を崩し

Back to top button