何故か そう 知っているの この感覚
静寂が深く深くなって
ひとつになってゆく
弾けてく冬のささやきは祈りと共に
雪になってこの街を上書きしてゆく
何度も嘘を嘘で塗りつぶした
瞬きするたび映る場所は
どこにあるというの
タタ タタ タタ
悴んでゆくその指先では
ピリオドさえ打つこともできないままで
花びらのように舞う
窓の外は雪の花園
音を隠し 私を包む
際立ってく その儚さ
熱く熱く燃え始めてる
顔のない雪の人形達 それは
誰かがはしゃいだ笑顔の跡
思い浮かべてみる
タタ タタ タタ
かすかに聞こえていた足音も
川の流れ 眠るように 失われてゆく
凍りつくまで踊る
広がってく雪の花園
音を隠し 私を包む
際立ってく その儚さ
熱く熱く燃え始めてる
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となりに今日はあなたはいないいつもより少しだけ唇が痛い置き忘れていった時計いたずらに少しゆっくり時を刻み口づけ交わす 傷つけるあなたがいろんな顔みせるたび乾いた
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